ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

政府の食料計画に問題がある

2015年05月26日 | Weblog
政府は昨年に続いて今年もバターの需給の予測を誤りました。
今年後半の不足を補うためバターを緊急輸入するそうです。
どうして誤ったのでしょうか。

国内生乳増産ができないと予測していたら政府は最初からバター輸入増を計画したはずです。
安倍晋三内閣は食料計画について真剣さを欠いています。
計画がいい加減です。

日本の酪農は衰退中です。
国内生乳生産量は減少中です。
昨年も牛乳を優先したのでバターづくりに回せる生乳が不足したと言われました。
今年は状況はさらに悪化しているようです。
酪農衰退の最大の原因は、酪農が輸入飼料に依存しているため、円安で飼料代がかさんだからだと言われています。
一方、輸入乳製品が安いため、生乳販売価格を上げることができないそうです。
結果、酪農の収益性が大幅に下がり、廃業する人が増えたと言われています。

安倍内閣は真剣に食料問題に取り組んでいないと思います。
不足したら緊急輸入すればいいという考えは安易すぎると思います。
もし世界の需給がタイトだったらどうするのでしょうか。
バターの需給予測失敗ぐらいは問題が小さい方ですが、主食である米や小麦の需給予測に失敗するようになると大問題です。

TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)についてはどうなるのかよくわかりませんが、政府はしっかりした食料計画なきまま食料貿易自由化を進めていると思います。
これは非常に危険なことだと思います。
農業改革が必要と思いますが、実行できない改革計画では改革は実現しません。
改革できないままアメリカなどの圧力に負けて貿易自由化を進めすぎると農業壊滅が起こります。
バター不足は、安倍内閣の食料計画がいい加減である証拠だと思います。

バター不足問題に限らず、安倍内閣は予測力も企画力も実行力もない、ただ甘い言葉を操るだけの内閣と思います。
今話題の安保法制も、安保どころか日本がアメリカの戦争に巻き込まれ、自衛隊員やさらには一般の日本人がアメリカの敵に殺される恐れを高めることになります。
犠牲を出したのに世界平和には貢献せず、戦乱を拡大するだけになる恐れが大きいと思います。
安倍内閣が問題にする隣国の脅威ですが、日本は隣国との外交で攻撃される恐れをなくすことが可能と思います。
むしろ台湾有事、韓国有事、南シナ海有事の方が心配です。
その時、洋上アメリカ軍がどう動くか、在日アメリカ軍がどう動くかが問題です。

安倍内閣の政治や外交の結果はこれから出てきます。
たとえば経済成長ですが、成長しているでしょうか。
金融緩和で株高になったことが経済成長でしょうか。
バブルではないでしょうか。


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