ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

日本は神が問題を解決してくれる国か

2015年05月23日 | Weblog
東京電力福島第一原発(事故原発)の処理処分は世界の英知を集めて行うと政府が言っています。
そのとおりだと思います。

英知を集めても容易ではないのが事故原発処理です。
世界の英知が集まりにくいのも事故原発処理です。

事故原発を処理処分できず、永遠に放射能漏洩が続く恐れがあります。
責任は日本にあると考えて、お金がかかることを覚悟して、つまり経済横這いも覚悟してまずは事故原発を巨大な密閉系に入れることを実行すべきではないでしょうか。
その密閉系の中でメルトダウンした核燃料を取り出す作業をやるべきではないでしょうか。

事故原発のことを忘れていれば神が問題解決してくれるなどということはありません。
のんびりやっていればそのうちに放射性物質は海に拡散して事故現場から消えるなどということはありません。

事故原発の処理処分もできないのに、第二の原発事故が起こったら日本はどうするのでしょうか。
依然として甘い安全基準で川内原発、高浜原発、伊方原発などを再稼働する政府の方針が不可解です。
それを認める人々の包容力の大きさが不可解です。

政府は、原発も景気や安保に必要と考えています。
景気だ、東京オリンピックだ、リニア新幹線だ、安保法制だと騒いでいます。
政府に対する人々の不平不満を減らすには景気と安保を政治の中心に置けばよいと考えています。
その狙いは当たり、人々は政府に満足しているようです。

しかし原発神話も危険ですが、景気神話も安保神話も危険です。
根幹が腐っているのに枝葉を繁茂させたら木はどうなるでしょうか。
枯れます。

枝葉を剪定し、根幹への負担を軽くし、まずは根幹を回復させることが今の日本にとって必要なことだと思います。


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