ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

人事を軽視すると政治はよくならない

2007年11月29日 | Weblog
守屋武昌前防衛事務次官の汚職に関しては防衛庁長官あるいは防衛大臣であった額賀福志郎氏や久間章生氏が関係していたのではないかとの疑惑があります。

それでは石破茂現防衛大臣はどうでしょうか。
彼は2002年から2004年にかけて防衛庁長官でした。
守屋氏は2003年から防衛局長でした。
2004年も防衛局長でした。

石波氏が防衛関連会社の接待を受けた情報はありませんが、彼が守屋氏の汚職について何も知らなかったということはないと思います。
誰でも防衛庁長官になったらまず防衛庁幹部の信用に関心を持ちます。
防衛にとって幹部の言動は非常に重要だからです。
また防衛省は、防衛のためでなく、防衛産業のためにあるとさえ言われています。
幹部と防衛関連会社との癒着は起こりやすいことです。

石波氏がまじめに防衛庁長官の職務に励んだなら守屋氏の信用に無関心であったはずがありません。
もし彼が守屋氏の汚職を知らなかったと言うなら彼は防衛庁長官として不適でした。
知っていたというならどうして守屋氏を解任しなかったかということになります。
どっちであっても石波氏は人事を軽視していた訳です。
つまり防衛大臣として不適です。

とすると福田康夫総理の人事に問題があるということになります。

小池百合子氏は2か月弱の防衛大臣でしたが、彼女の防衛に関する考えは問題があったとしても、守屋前事務次官を解任しようとしたことは評価されるべきです。
その時の安倍晋三前総理の態度は曖昧でした。
防衛省の汚点が表ざたになることを嫌ったからです。

総理や歴代防衛庁長官や防衛大臣が汚職に甘かったことは明白です。
防衛省に限らず、すべての省庁が現在信用を欠いています。
その最大の原因は総理や省庁の最高責任者である大臣や長官が人事を軽視することにあります。

私達も人事には注意すべきです。
選挙とは実は人事です。


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