横浜駅の近くのかながわ県民センターから見た横浜港
独立行政法人建築研究所によると、超高層ビルの地震対策は万全ではないとのことです。
特に上の方では、振幅が数メートルで数分続くことがあるそうです。
恐らくこのような揺れに対して人間は予想以上の不安を感じるのではないかと思います。
家具が横滑りを起こし、ぶつかってきたり、倒れたりすることもあるそうです。
死傷の恐れもあります。
私は土建の専門家ではありませんからわかりませんが、ビルの倒壊もあるのではないかと心配しています。
日本で初めて超高層ビルを設計した人が、超高層ビルの安全性について、コンピューターシミュレーションの結果だけではわからない、すべての地震を想定したわけではない、実際に地震が来てみないとわからないと述べました。
以来、約40年が過ぎましたが、幸か不幸か、日本では地震で倒壊した超高層ビルがありません。
それで安心したのか近年は超高層ビル建設ラッシュです。
しかし建築研究所の問題提起は素直に受けとめ、日本では超高層ビル建設は抑制的であった方が安全と思います。
それから大きくて高いビルがいいなどという価値観は、従来の価値観の惰性と思います。
超高層ビルは景観としては都市という墓場の巨大な墓石のようです。
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