突然電力業界が節電を言いだした理由として寒波、燃料のLNG不足のほかにどうも最近発電所の故障が多いようです。故障は故障した時点でわかるから電力業界は供給力の予測を立て、供給が不足すると思えば早めに人々に節電要請を出すべきです。寒波が来て、供給不安を煽るような突然の節電要請は問題です。電力のスポット価格が200円/kwhになっていると聞くと、電力業界はいったい何をやっていたのかと批判したくなります。政府が情況を把握していなかったとは思えません。国民に情報を流さなかったのだと思います。危機管理ができていないと思います。太陽光発電は発電コストが高いなどと自然エネルギー利用について否定的なことを言うなと言いたくなります。
いずれにしても炭素系燃料消費削減、原発廃止は非常に重要なことです。ヨーロッパと比較すると日本は自然エネルギー利用が大幅に遅れています。菅義偉内閣が、太陽光発電に消極的、原発再稼動に積極的というのは大問題です。人々の厳しい批判で、結局、原発再稼動ができず、寒波が終わっても人々は電力供給不足不安に悩まされるかもしれません。菅内閣は、ウイルス禍対策でも後手になったように、エネルギー不足対策でも後手になると思います。予測力がなく、先手をとることができないからです。
当面、人々は省エネルギーで頑張るしかありません。
今後の住宅は太陽光発電機能付き屋根を標準とするといいと思います。電気は電力会社に売るのではなく、自家消費するといいと思います。不足する分を電力会社から買うようにするといいと思います。住宅以外でも太陽光発電に向いた屋根構造の建物は太陽光発電機能付き屋根にするといいと思います。やはり売電ではなく、自家消費するといいと思います。
日本の農地、山林を太陽光発電施設用地に転換することは賛成できません。太陽光発電立地はオーストラリアなどの広大な荒れ地が広がる国に求めるといいと思います。日本は太陽光発電の技術開発、水素生産・貯蔵・輸送の技術開発、水素利用の技術開発に注力すべきです。
山間部、山に近い町は、小水力発電の可能性を検討し、町単位で発電消費するといいと思います。自然潮流の激しい海峡近くの町、湾口部の堤防で人工的に潮流をつくれる町は、潮流発電の可能性を検討し、町単位で発電消費するといいと思います。風力発電も町単位で活用するようにするといいと思います。
今後は炭素系燃料火力、原子力は無理です。従来の大規模発電が国内ではできません。できるだけ分散型発電を行うとともに、海外の大規模発電に投資し、エネルギーを分けてもらうことを重視すべきと思います。
(注)日本規模で海岸線に風力発電装置を並べ、大規模発電を行うアイデアがあります。洋上風力発電よりも維持管理が容易です。海岸線の自然破壊になります。変な音が出るし、目障りです。人々は賛成でしょうか。反対でしょうか。
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