★ 鷲田清一さんの「わかりやすいはわかりにく? - 臨床哲学講座」(ちくま新書)を読み始めた。NHKラジオの連続講座「シニアのための哲学」を加筆訂正したものだという。
★ 大澤真幸さんは「社会学史」の中で、パーソンズは「自分は理論病である」と言っていたと紹介されている。人にはいろいろな性向、こだわりがあるものだ。
★ 鷲田さんの本の第一章は「問いについて問うー意味について」というもの。「意味づけ」病というのは面白い。確かに身に覚えがある。「人は(自分は)何のために生きているのか」と私もよく考えたものだ。
★ サルトル流に「実存が本質に先立つ」と言ってわかったような気分になったりはするが、理屈で分かった気分になっても、納得したかといえば疑わしい。還暦を超え最近やっと「生きること、ただ生きていることに意味があるのだ」と少し思えるようになったが、煩悩から解放されることはない。
★ 本来は人生を左右するような問いも、結局は食欲、性欲、睡眠欲には勝てず、「まぁいいか」で終わってしまう。
★ 何よりも生きて直面する問題には模範解答がない。答え自体がないのかも知れないし、どの答えも正解なのかも知れない。そもそも正誤を誰が判定するのか。それでも問い続けることは必要だろうし、やめようと思ってもやめられないもののようだ。
★ 鷲田さんはどのように問えば良いのかヒントを与えてくれる。
★ 大澤真幸さんは「社会学史」の中で、パーソンズは「自分は理論病である」と言っていたと紹介されている。人にはいろいろな性向、こだわりがあるものだ。
★ 鷲田さんの本の第一章は「問いについて問うー意味について」というもの。「意味づけ」病というのは面白い。確かに身に覚えがある。「人は(自分は)何のために生きているのか」と私もよく考えたものだ。
★ サルトル流に「実存が本質に先立つ」と言ってわかったような気分になったりはするが、理屈で分かった気分になっても、納得したかといえば疑わしい。還暦を超え最近やっと「生きること、ただ生きていることに意味があるのだ」と少し思えるようになったが、煩悩から解放されることはない。
★ 本来は人生を左右するような問いも、結局は食欲、性欲、睡眠欲には勝てず、「まぁいいか」で終わってしまう。
★ 何よりも生きて直面する問題には模範解答がない。答え自体がないのかも知れないし、どの答えも正解なのかも知れない。そもそも正誤を誰が判定するのか。それでも問い続けることは必要だろうし、やめようと思ってもやめられないもののようだ。
★ 鷲田さんはどのように問えば良いのかヒントを与えてくれる。