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小山田圭吾氏の件に関する複雑な気持ちと坂本龍一氏のインスタグラム投稿。

2021年10月02日 22時02分22秒 | 社会・経済
こちらの記事のつづきということになります。

小山田圭吾氏が、先月9月17日付けであらためて謝罪文を公開されました。
【いじめに関するインタビュー記事についてのお詫びと経緯説明】
cornelius-sound.com 左記ページトップ


これについては、
冒頭で強烈な違和感を覚えながらも最後まで読みました。
そして、読み終えてもその違和感は違和感のままでした。
しばらく時間をおいて冷静に考えてみたのですが、やはり違和感は変わらず、また坂本龍一氏のインスタグラム投稿もありましたので、遅ればせながら触れておきたいと思います。

まず、小山田氏の謝罪文冒頭の違和感ですが、

「事実関係をご説明するにあたり、私からの一方的な発信だけでは不十分であると考え、第三者からの厳しい質問もしっかり受け止めるべき」と、
第三者からの厳しい質問もしっかり受け止めるべき、思いで、

なぜ、文春なのか?
なぜ、マスコミなのか?

「第三者」という言葉の使い方も微妙でいまいちしっくりきません。

何よりも厳しい質問をしっかり受け止めることを本気で考えるならば、
今回の件で声明を出しておられる、いくつかの障害者団体から厳しい質問を真正面からしっかり受け止めるべきだったのではないか?と思うのです。

もしどうしても「第三者」が必要なのであれば、それは弁護士などの公的に認められている法律の専門家を交えるべきで、その仲介の上でやはり障害者団体からの質問に答えるべきだと思います。

そのような過程を経た上でマスコミに対しては、例えば、その障害者団体と共同で会見を行ったり、小山田氏単独でもいいですが、質問のやり取り等を公開しあらためて謝罪する、といったかたちが良かったのではないでしょうか?
あくまでも僕個人が思うところのものではありますが。

これまでに批判された「いじめ」と雑誌での公表、それに対して説明や謝罪を長年にわたりしてこなかった無責任で「不誠実な態度」などへの世間からの不信などを100%ではなくとも、それにできるだけ近いかたちでクリアにしていくことを努力するには、口で言うのは簡単ですが実際になかなか難しいですし、かなりの時間(年数)もかかります。
でも、そこからまた再び立ち上がってくる小山田圭吾氏を見たかったです。

文章自体、すごく丁寧であることは坂本龍一氏同様、感じますが、
まだ、細かいところで突っ込みどころもあり、どことなく逃げや保身を残念ながら僕は感じます。
そして、何よりも単に文春の記事であり、そしてそれに伴うものでしかなく、それ以外の何物でもない、とまで僕は思ってしまったのですが僕だけなのでしょうか?

さらに、それから数日後の坂本龍一氏のインスタグラム投稿。
どちらかと言えば口下手で、もちろん僕ら一般人よりは近い立場で小山田氏をみている坂本龍一氏だからこそ出た言葉なんだろうと思います。

が、

SNS上の投稿という多くの一般人が見ているところに世間に名前を売り活動している人間の投稿する内容としては、わきが甘いような気がします。
坂本龍一氏はこの現状を「良い」ものと認めているのでしょうか?
そうであっても、そうでなくても、もう少し言葉が必要ではなかったでしょうか?
この件に関して情に基づく発言はまだ時期尚早な気がします。

さらに何よりも、一般人よりは近い立場で小山田氏をみている坂本氏なのであれば、だからこそできることは、SNSでつぶやくことではなく、普段から社会派で人権にも近しい坂本氏なのですから、例えば、僕が先に書いた「障害者団体との対話」を陰でアドバイスする発想もできたのでは?と思います。

これでは、「気長に待って」いても小山田氏のためにならないでしょう。坂本氏自身も余計な世間の目に晒され(すでに一部マスコミが喜んでいるようです)、余計な労力を払わなければならないように思います。
逆に、小山田氏はもちろん、坂本氏も含めた周辺の人々の、極めて誠実な立ち回りがあれば、音楽的にはもちろん「いじめ」をなくすための機運を高め社会的にも大きなチャンスになった可能性もあり、それをみすみす逃してしまった気がしていて非常に残念です。

この後、どのような動きがあるのかわかりません。
でも、まだ方向修正は可能だと思います。
もしくは、近年の政治家よろしく、このまま放置・うやむやにしてほとぼりが冷めるのを待つのでしょうか?(ありえないと思いますが…)

どちらにしても、怒りを持ちつつ心配もしつつ、注視しています。

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