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はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

冬の京都をぶらり(東大路に沿って)

2017-02-09 19:30:11 | 京都をぶらり
東大路通りに戻ってきました。目に入ったのが「布包」の暖簾です。そう、ここは「一澤信三郎帆布」のお店です。いつ頃のことだったかは思い出せませんが、その昔、東大路の東側にお店があった時には、長い行列ができていました。当時、兄弟どうしで裁判沙汰になっていましたね。その後、2009年に逆転勝訴が確定し、2011年から元の店舗で営業を再開されたそうです。我が家にも「一澤帆布製」・「信三郎帆布」のカバンがいくつかありますよ。(連れあいさんのものですが…。)


暖簾の写真を撮っていたら、なんとツグミがやって来ました。しばらく目の前をチョロチョロとして飛び去りました。


お店の角から昔懐かしい看板が目に入りました。こんな風情があちらこちらにあるのが京都のまちですね。


一澤帆布を少し上がったところに古道具屋さん?がありました。ゲゲゲの鬼太郎・鉄人8号・古時計・古看板・仏頭・埴輪・木製の車輪…と言う具合です。


再び、白川に戻ります。行ったり来たりの気まま散策です。途中に、古川町商店街があります。かつては「東の錦」と呼ばれたそうです。どこの町にも商店街がありますが、寂れてしまったところも多いですね。ここは元気に頑張っていました。


そして、白川にやって来ました。この石橋を渡った所には京屋旅館があり、以前お世話になりました。


ずいぶん寄り道をしました。さあ、東大路通りを北上しましょう。丸太町通との交差点で、熊野神社におまいりをして、さらに北上します。実は今回、目的地があったのです。もう少しです頑張って歩きましょう。
すると、京大病院の前にヨーロッパの街角ような景色がありました。こことちがいますよ。


そこから少しで、目的の場所に到着です。目的の場所とは「京大西部講堂」です。「青春のかけらを置き忘れた場所」と言ったら大袈裟ですが、ここで聞いた音楽(ロックやブルース)は、いつまでも心に染みついたままです。


ここでは1970年頃から、大晦日の晩に年越しライブをしていました。1971年から4年間通いました。(昼間のライブもありました。)デビューしたてのキャロルも聞きましたよ。革ジャンにリーゼント姿の彼らを、どちらかというと冷たい目で見ていた記憶があります。私(たち)は、ウエストロード・ブルースバンドの方が好きでしたからね。大音響のロックバンドばかりの中、一人で地味に歌っていた豊田勇造も大好きでした。


当時のライブは、酒を飲みながらというのが当たり前でした。座席は無く、立ったままで、音楽に合わせて体をくねらせながら聞いていました。あっちこっちでけんかもありましたね。「イエー!」と叫んだり、ヤジを飛ばしたりと、想い出がいっぱいの場所です。


屋根の上の三つ星は健在でしたが、建物自体がボロボロな感じがしました。今はもう使われていないのでしょうか?
当時、一緒に騒いでいた連中も、みんなじいさん・ばあさんになったことでしょうね。