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はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

新世界あたりをぶらり(その3)

2017-02-13 20:15:25 | 大阪のまちをぶらり
新世界の誕生は、1903年(明治36年)の内国勧業博覧会が、この地で開催されたのがきっかけだったそうです。今の万博みたいなものらしいです。その跡地に通天閣と遊園地が開業して、1912年に「新世界」が誕生したそうです。パリを模倣した街づくりをめざしたようで、パリのように放射状に道路が造られました。そのひとつ通天閣本通りです。パリとはかなり違う景色ですが…。


反対側から見た通天閣本通りです。初代の通天閣はパリのエッフェル塔を模したタワーだったそうです。基部は凱旋門だったそうですよ。


芝居小屋や映画館も建ち並び繁華街として賑わっていたそうです。当時はハイカラな街だったんでしょうね。しかし、いつの頃からかすっかりさびれてしまいました、現在、それなりに観光地として復活していますが、映画館も数館しか残っていません。アールデコ風の映画館もあります。


ここは別の劇場ですが、上映している映画は…。このあたりの映画館は、かなりディープなんですよ。その道の映画館もあるそうで…。


お口直しに、別角度からの通天閣です。


ふと前を見ると、誰が着るんやろうと思っていたジャンパーを着たおじいさん?が歩いていました。後ろ姿にブルースを感じますね。


そして、やって来たのが、阪堺線恵美須町駅です。1911年に新世界誕生と同時期に出来た駅です。阪堺電気軌道の恵美須町停留場と言ったほうがピッタリの駅でした。


しかし、今は乗り降りする人も少なく、ちょっとさびしい駅でした。改札口もありません。


この路線は住吉で天王寺から来ている上町線と合流します。上町線は写真も撮りに行ったことがありますが、こちらの路線はあまり乗ったこともありません。


何も考えずに新世界を訪れましたが、けっこう楽しむことができました。やっぱり大阪は面白いまちです。