はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

梅の香薫る明日香の里

2017-02-24 19:25:25 | カメラ紀行
気持ちのいい天気の中を歩いています。空では雲雀が、旋回しながら囀っています。そういえば、明日香にかかる枕詞は「飛ぶ鳥の」なんですが(ここから「飛鳥」という表記が生まれたようです。)、たしかに野鳥が多くいます。山に囲まれているということもあるのでしょう。案内板にも明日香で見られる野鳥の一覧がありました。私も野鳥を狙ったのですが、撮れたのは日本を代表する野鳥のみでした。



飛鳥京跡苑池にいます。ここにも最近、りっぱな施設が造られました。こんなの造る必要があるの?って思うのですが…。(写真は写していません。)
もう少し高台に行ってみましょう。小原の集落をめざします。万葉文化館では、梅が見頃をむかえていました。



このあたりは丘陵地帯になっています。



小原の集落も絵になりますね。



振り返ると、手前に甘樫丘、そして畝傍山、さらに奥には二上山がありました。



小原(おおはら)は万葉歌にもうたわれ土地で、藤原氏の本拠地と伝えられるところです。鎌足の生誕地もありますよ。
もちろん、飛鳥の時代のままではないでしょうが、ロマンを感じさせる路地です。



もう少し進むと、1月14日にロウバイを見に訪れた八釣(やつり)の集落があります。



そして、最後にやって来たのが、稲淵です。稲淵は棚田で有名なところですが、この時期は冬のさびしい風景が広がっていました。



野焼きの煙が、たよりなく冬空へのぼっていきます。あんなに良かった天気も、曇り空になったようです。



※訪問日2月22日