はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

豊後の国を旅しました(その4)

2017-03-06 19:30:28 | 知らない街をぶらり
臼杵の街を楽しんだあとは、竹田市にある岡城をめざします。竹田市にあるので、竹田城と思われがちです、竹田城といえば「天空の城」で人気を集めている兵庫県にあるお城のことをさします。こちらの岡城は、滝廉太郎の作曲で有名な「荒城の月」のモデルになったお城です。


岡城は石垣の写真ばかりですが、あしからずご了承ください。


臼杵から竹田までは約1時間のドライブでした。竹田市に着いてから、お城まで簡単に行けると思っていたのですが、少し迷いながら細い道も走りました。途中、高校生に道を尋ねたのですが、とても丁寧な言葉遣いで教えてくれたのには感激でした。こんな真面目な高校生がいるだけで、竹田市は素晴らしい町に感じました。


岡城は思っていたよりも大きなお城でした。岡城という名のごとく岡というか山の上にある山城です。


「荒城の月」の滝廉太郎像がありました。「♪春高楼の花の宴…」思わず「荒城の月」を口ずさみながら歩いてしまいます。


やっと本丸までやってきました。天気も良かったので汗をかきました。くじゅう連山の展望が素晴らしかったです。


石垣だけが残されています。実は、これがいいんです。というか、これでいいんです。へんてこな天守閣など造る必要はありません。


りっぱな石垣でした。大分に来て石の建造物の多さに気付きました。(翌日も、更にびっくりさせられたのですが。)


下の屋根の見えるあたりから上ってきました。この写真を見ても難攻不落な城であったことがわかります。


そうそう、入場券が「登城手形」であったり、パンフレットも巻物になっていたりと、なかなか凝っていましたよ。行く価値有りの城跡でした。


夜になったらここに月が昇って来るのでしょうか。「♪ああ荒城の夜半の月」


岡城に満足して、今日の宿泊地、別府温泉をめざしました。

※ほんとうは、この日にもう1ヶ所いきたいところがありました。長湯温泉にあるラムネ温泉館です。世界屈指の炭酸泉だそうです。しかし、岡城を出発したのが午後4時だったので、残念ながら時間切れのために諦めることにしました。

<つづきます>