はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

藤原宮でいにしえの風景を思う

2019-04-16 20:02:55 | カメラ紀行
藤原宮跡で菜の花と桜の競演を楽しんでいます。

桜のボリュームは少な目ですが、菜の花畑が広大です。




菜の花と桜のコラボは、ブログ仲間の信さんが「権現堤千本桜」の様子をアップされていたのを見て、藤原宮に行こうと決めました。




菜の花と桜のコラボが見られるスポットは各地にあるようですね。




「春色」とはこのことを指すのでしょう。




この土手の向こうに天の香具山が見えるのですが。




藤原京に遷都した持統天皇(女帝です)が読んだ歌が「春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山」です。




この歌は百人一首で有名ですが、実は今話題の万葉集におさめられています。




この歌は夏の歌なのですが、もしこの光景を持統天皇がご覧になったら、どのような歌を詠まれたのでしょう。




最後の一枚は、鉄道好きの私らしく「撮り鉄」で締めくくります。菜の花畑をゆく「万葉まほろば線」(桜井線)です。ネーミングがすごすぎます。



※訪問日 2019.4.9