はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

花の吉野山桜紀行(その三)

2019-04-24 19:30:00 | カメラ紀行
臨時駐車場から歩き出してかれこれ2時間、けっこう登って来たようです。
時刻は8時過ぎです。そろそろお腹が空いて来たので、コンビニで買って来たおにぎりを食べることにしました。

とある公園のベンチに座って、桜を眺めながら食べるおにぎりは美味しいです。



上を見上げても桜の木です。



ふと隣に座られていた二人組の女性をみると、なんと優雅に野点をしておられました。風流ですねと声をかけると、召し上がれとお誘いいただきました。



美味しいお茶をいただきながら眺める吉野山の桜は、また一味ちがったものに見えました。



なんとも品のあるお二人に接して、必死にカメラで桜を追いかけまわしている自分が恥ずかしくなりました。



やはりゆったりとした気持ちを持って桜を愛でたいものです。吉野山で日本の心を学ばせていただきました。



野鳥が枝で笑っていました。



とはいえ、桜の写真は続きます(笑)



中千本の桜の中に如意輪寺が見えました。



如意輪寺は後醍醐天皇ゆかりのお寺です。吉野は南朝の歴史と深く結びついている地です。



ところで、吉野山の桜は「花見」のためではなく、山岳宗教と密接に結びついた信仰の桜として現在まで大切に保護されて来たそうです。



1300年も昔に活躍した修験道の開祖とされる役小角が起源とされるそうです。



しかし、花の吉野山とはよくいったものです。



蔵王堂が見えますが、もう少し登らないとポスターでよく見る風景には出会えないようです。



上千本をめざして、もう少し上まで登って行きます。



<つづきます>

※訪問日 2019.4.13

<お知らせ>
明日から角館の桜を見に行きます。二泊三日の予定ですが、三日とも雨の予報です。雨男の私らしい天気になりそうです(笑)
その後も10連休でバタバタしそうなので、しばらくの間、皆さんのブログへの訪問やコメント等もお休みさせていただきます。
ブログは予約投稿しておきますので、ご覧いただきますようお願いします。