はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

60過ぎの習い事

2006-02-09 08:11:43 | はがき随筆
2月9日
 退職後、いくつか習い事を始めた。短歌もその内の一つ。
 今は、もう、庭の白木蓮も裸。
 まだ、緑の葉が付いていたころ。洗濯物干しの時、葉がサワサワと風に鳴った。とてもさわやかな気分。葉になって、風と遊びたい、と思った。
 短歌の練習をした。
 サワサワと木の葉鳴らせて風渡る
    我も葉になり風に鳴りたし
 随筆では、風の鳴る音はサワサワと書くと思っていたが、短歌ではさわさわ、が良いという。むとろ擬語等は使わない方が良いらしい。
 ウーン、60の習い事は難しい。
   出水市大野原町 小村 忍(62)