高山本城を居城として600年近く大隅、日向さらに薩摩の一部を領した名門大伴氏の末孫、肝付氏盛衰をまとめた郷土史と、90余年の道程を短歌でつづった自分誌。この2冊を昨年12月に発刊した。
短歌で自分史をつづり上げたものは珍しく、見たことも聞いたこともないなど、各地から興味深いと、評価をいただいている。3月に92歳になる。いま長い人生を振り返る。大正の末から昭和初期の世界同時不況は、日本も深刻な大不況に陥った。戦前から戦中戦後の日本の全てを身に受けた波瀾万丈の長い人生であった。
鹿屋市 森園愛吉 2013/3/2 毎日新聞鹿児島版掲載
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