同年代が集まって宮崎方言の話題に花が咲いた。
「ちんがらっ」とは元も子もなくなること。「さるく」とは歩くこと、散歩。「あんべらしゅう」とは上手に。「だちもねえ」とはだらしない。「すぼ」は砂ぼこり、等々進むうち、ついていけないものが出始める。
わかった数人の猛者に対して「宮崎方言の本流」の称号が与えられる。ついに「けしんめ」が登場すると、シーン。
「けしんめ」とは着物等が裏返しという意味であるが、もう使われなくなった方言である。答えられた私への称号は「宮崎方言の化石」であった。
宮崎市 杉田茂延(68) 2020/4/25 毎日新聞鹿児島版掲載
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