はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

方言ランキング

2020-04-28 12:03:16 | はがき随筆
 同年代が集まって宮崎方言の話題に花が咲いた。
 「ちんがらっ」とは元も子もなくなること。「さるく」とは歩くこと、散歩。「あんべらしゅう」とは上手に。「だちもねえ」とはだらしない。「すぼ」は砂ぼこり、等々進むうち、ついていけないものが出始める。
 わかった数人の猛者に対して「宮崎方言の本流」の称号が与えられる。ついに「けしんめ」が登場すると、シーン。
 「けしんめ」とは着物等が裏返しという意味であるが、もう使われなくなった方言である。答えられた私への称号は「宮崎方言の化石」であった。
 宮崎市 杉田茂延(68) 2020/4/25 毎日新聞鹿児島版掲載

最新の画像もっと見る

コメントを投稿