今でも雨が降ると思い出す一瞬がある。高校から駅に向かう私は、しとしと降る雨にぬれながら歩いていた。
ふいに後ろから声が。「よかったら一緒に」と傘をさしかける彼女の顔は何となく知っていた。同級生、でも名前も知らない彼女。それから言葉を交わすようになり、私たちは親友になった。偶然にも誕生日まで同じ。3年ではクラスも一緒になった。
友達なんていらないと意固地になっていた。でも友は与えられるのだ。突然に。友達がいないと思っている人にも必ず出会いがある。自分が自分らしく生きてさえいれば。
喜界町 福崎康代(44) 2007/8/2 毎日新聞鹿児島版掲載
ふいに後ろから声が。「よかったら一緒に」と傘をさしかける彼女の顔は何となく知っていた。同級生、でも名前も知らない彼女。それから言葉を交わすようになり、私たちは親友になった。偶然にも誕生日まで同じ。3年ではクラスも一緒になった。
友達なんていらないと意固地になっていた。でも友は与えられるのだ。突然に。友達がいないと思っている人にも必ず出会いがある。自分が自分らしく生きてさえいれば。
喜界町 福崎康代(44) 2007/8/2 毎日新聞鹿児島版掲載
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