宅配便が届いた。「父の日」だったので、多分、娘からの贈り物だろうとすぐにピンときた。案の定である。はて、パソコンケース。それにしては重量が軽い。ひょっとしたら新型のパソコンかなと内心訝りながら、中身を確かめもしないまま仏前に置いた。夜になって娘にパソコンのお礼にと電話を入れたところ、「パソコンじゃないわよ。お父さんは中身をよく確かめないんだから」との返事。すぐさま妻に開封してもらった。中から出てきた物はなんと藺草編みの円座と枕であった。腹の皮がよじれる程笑いこけ、お礼もそこそこに電話を切ったのである。
霧島市 有尾茂美(77) 2006/7/18 掲載
霧島市 有尾茂美(77) 2006/7/18 掲載
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