他県から転居してきて4カ月あまり。潮騒と鳥のさえずりで目を覚ます日々が日常になった。都会の喧騒とは別世界の居心地の良さにどっぷりと浸かっている。ここは空気が澄んで星々の輝きが素晴らしい。時々望遠鏡で天体観測のまねごとをする私にとっては理想郷と言える。
しかし、困ったこともある。それは方言である。鹿児島弁がよく分からず頭を悩ますことが多い。だが、これはネイティブスピーカーである妻が完璧に「翻訳」してくれるので大いに助かっている。妻は当地の出身なのだ。この境遇に感謝しつつこれからを生きていこうと思う。
鹿児島県志布志市 藤森利一(72) 2021.10.18 毎日新聞鹿児島版掲載
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