日置市の実家にブルーベリーの木が一本あり、背の高さ以上になった。今年は豊作で1000個ほどがたわわに実った。妻と競い合うように収穫した。夫婦2人で食べるだけでなく、近所の方や知人にもお分けした。妻は店で買ったお土産より「田舎で採れたブルーベリーです」の一言を添えてあげることが喜ばれる秘訣だと教えてくれた。考えてみると、触れ合いはおもてなしに通じる日本人の気持ちの骨格でいると思う。これからも心と心の触れ合いを大事に生きていきたい。ブルーベリーから思いをはせた秋の日であった。
鹿児島市 下内幸一(72) 2021.10.15 毎日新聞鹿児島版掲載
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