ホトトギスの葉が今年も食べられている。目をこらして捜してみる。「いた、いた、2匹発見」。ルリタテハの幼虫。今年こそは成虫の出会いを、と楽しみにしていた。
ある日の昼下がり、突然やってきた。ルリ色の蝶。背後か目の前にゆっくり、ひらーりと。なんともいえない幸福感に浸った。「わが屋へまた飛んできてね。」と願った思いがかなえられたこと。狭い、我が家の庭にホトトギスが植わっていることを知り、産卵にやってきてくれること。昆虫の生命に感心します。これからもずっと待ってます。ありがとう、お元気で。
鹿児島県指宿市 外園恒子(66) 2019/11/14 毎日新聞鹿児島版掲載
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