はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

彼岸花

2011-09-24 21:17:14 | はがき随筆


 台風の接近で、朝の空は曇っていて細かい雨が降っていた。あるいはと思って庭に出てみたら案の定、芽を出していた。
 彼岸花である。土の中でどうして季節の移りを感じるのか。まず、それが不思議であるが、その柔らかい芽で固い土を破って出てくることに神秘的なものを感じる。そして彼岸花を見ると、もう10年以上前に行った牧水の生家の前に咲いていた彼岸花を思い出す。何回も行ったが、また出かけてみたい。
 花を見ると、墓参りと思いは続くが、今年の秋もその神秘さに浸り愛でたいものだと思う。
  志布志市志布志小村豊一郎 毎日新聞鹿児島版掲載

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2 コメント

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田丸さま ようこそ (アカショウビン)
2011-09-27 11:37:55
白い彼岸花…ですか。
真っ白ではなく、うすい桃色がかった彼岸花は我が家にもあります。
これが白い彼岸花なのかはわかりませんが、清楚で私は大好きです。

花言葉は「また会いましょう」。
いいですね。
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我が家の庭にも (広島県 田丸)
2011-09-26 10:14:12
 我が家の庭にも赤い彼岸花が咲き始めました。           何年前だったか忘れてしまいましたが他所でもらってきたものです。 国東の富貴寺の近くで白い彼岸花を発見しましたが、珍しいものかどうなのか?                             彼岸の墓参りに良く似合う花だと思います。
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