小学生の頃、土曜の夜はTVのヒゲダンスで笑い転げた。燕尾服に付け髭というどこかチャップリンを思わせる格好の2人。ペンギンに似た姿勢で、軽快な音楽に乗せて無言で芸に挑戦する。客席との掛け合いのある大道芸人風のダンスで芸で失敗することがあっても、観客の大きな拍手に応えて最後には難易度の上がった芸も成功させた。
これが私が一番印象深く覚えているコメディアンの志村けんさんだ。私たちもやってみよう。困難でなかなかうまくいかないことも、きっとできる。彼は笑顔で拍手して私たちを応援してくれていると思うのだ。
熊本市西区 矢野小百合(52) 2020/4/15 毎日新聞鹿児島版掲載
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