コロナ一色で憂欝な毎日ですが懐かしい言葉に出会いました。分散という言葉です。国民学校4年生の時、学校に兵隊さんが来るのでこれからは分散教育になりますと言われて、集落ごとにお宮などに集まって授業を受けることになりました。学校が近かったので机は持ち出しましたが、黒板もなく先生も足りません。女学校を卒業したばかりの人が来ました。
古い小さなお宮の境内での青空教室。どれ位の期間だったのか追憶の彼方ですが大木の木陰に机を並べての勉強はそれなりに新鮮でした。そのまま夏休みに入り終戦の日を迎えました。
熊本市中央区 山口妙子(84) 2020/6/19 毎日新聞鹿児島版掲載
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