9月末に傘寿を迎える。八十路の山を越える喜びを強く感じる。日を計算して2万9200日、時間にして78万時間を生きたことになる。5.15事件が起きた昭和7年の生まれ。自分史を早送りすると、旧満州で5年過ごし、小中高で9回転校している。
サラリーマン20年、自営29年。決して平凡でない「喜怒哀楽」を経験して今にいたる。小さい時より病弱で親に限りなく心配をかけた。今あるのは父母や周りのお陰だ。今日を深く感謝し、傘寿という幸運を機械に、残りの人生を平凡で心豊かに過ごしたいと願う。
鹿屋市 小幡晋一郎 2012/9/18 毎日新聞
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