はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

2009-07-05 21:21:29 | はがき随筆
 宇宙飛行士が尿を還元して水にした。「宇宙の水」。補給船の水と味は同じだ。多様に使用される。体内の老廃物を還元。水は薬にも毒にもなる。人の死に際には末期の水。水ほど大切な物は見つからないでしょう。
 戦場や砂漠では尿を飲んだと耳にした。境地に立ったとき生命をつなぐため飲むだろう。オアシス、美しくもありありがたい。一滴の水も重宝される。
 ある時の住職は荒行を営むのに水だけで何日も成し遂げた。宇宙船の水は実験を重ねた成果であろう。地上の人には夢の水。夢かも知れないが宇宙船の水を飲んでみたい。ロマンかな。
  加治木町 堀美代子(64) 2009/6/27 毎日新聞鹿児島版掲載

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