老いた体と共に生き続けていくのは至難の業。肩や腰や足……。どこも痛くない日はもうなくなった。食が細くなったわけでもないのにちょっと働いただけですぐダウン。効率の悪い体に成り果てた。評論家、樋口恵子著「老いの福袋」にご自分の体の状態をヨタヘロ期と表現されている。私は元来のろぐず。視力障碍もあってよろよろ歩く。物にぶつかったり転んだり。
こんな体を持て余しながら月に2回の声楽のレッスンを受けている。先生の素晴らしい歌声を耳にするだけで元気になれる。歌ってみたい曲がたくさんあるので続けていきたい。
鹿児島市 馬渡浩子(73) 2021/7/3 毎日新聞鹿児島版掲載
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