自転車の友が「元気に歩いてるか」と声を掛ける。「ほとんど毎日だ」と。彼の気遣いがうれしいなあ。腰痛持ちの彼、同病相憐れむの心境なのだろう。日課の散歩は時に買い物も兼ねる。両手が使えるように、リュックを背負って。
この日も日用品をどっさり買い、近くのバス停まで乗車。いざ降りようとした拍子に、段差につまずき路面に滑り落ちた。リュックの重みで腰部を曲げたようだ。ピリピリ痛んで困った。若さを自慢にしていたが、足が上がっていなかった。「頑張っても、年は正直だから」と妻に大目玉。また痛み出した。
宮崎市 原田靖(79) 2020/4/18 毎日新聞鹿児島版掲載
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