桜の季節になった。いよいよ春爛漫である。玄関に一本の桜の木がある。これは孫が小学校の入学時に植えた桜の木である。頂いてきた時は、本当にこんな小枝みたいなのがうまく育つのだろうかと不安だった。
その後、毎年大きくなり、今ではもうその背丈は優に孫の背丈を超えている。花は数えきれない位に沢山咲くようになった。
今春も蕾から始まった桜は満開になった。それは孫の成長そのものに見える。
やはり子どもが生まれた時や、節目に木を植えるということは良いことだ。満開の桜を眺めながらそう思う。
宮崎市 谷口二郎(70) 2020/4/3 毎日新聞鹿児島版掲載
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