はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

大事な友・趣味

2011-05-12 17:30:02 | はがき随筆
 さつま狂句や川柳と向き合っているが、さっぱり上達せず、奥が深く悔しさが募ることも。でも続けられるのは脳のさび落としや刺激になり、ボケ防止になるという自覚があるからだ。
 昨年はたまたま、川柳で「照る日曇り日嵐もあって老い二人」、狂句で「俄客(にわかきゃ)き温(ぬ)っかビールい足(て)た氷(みず)」が月間賞に選ばれ感動を覚え、さらに新聞やテレビに投句を続け、採用にかかわらず継続を決意している。メモ帳と辞書を携え、忘却度が高いのでメモを心がけ、いったん句と取り組めば時がたつのも忘れる。今後も人生を豊かにする友・趣味を大事に生き続けたい。
  薩摩川内市 下市良幸 2011/5/12 毎日新聞鹿児島版掲載

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