そこはまるでおとぎの国。見渡す限りバラの花園。色とりどりのバラの競演。たくさんの種類だった。かのやばら園は私の夢だった。先日、心を病んで疲れていた私を、バラたちは笑顔で迎えてくれた。バラの香りが私の体を優しく包む。思わずバラに□づけ。幸せいっぱいになる。5月15日、栃木県に住む長男の義父の訃報が届いた。頭が真っ白になって事故。ダブルショックで葬儀に参列。故人は私と同じ年。涙、涙。こんな時は自然と対話するのが一番。ふる里鹿児島に飛んだ。広い公園をゆっくり歩く。バラに声をかけると元の自分に戻っていた。
山□県光市 中田テル子(63) 2009/6/13 毎日新聞鹿児島版掲載
山□県光市 中田テル子(63) 2009/6/13 毎日新聞鹿児島版掲載
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