はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

雨の日の断想

2006-06-17 08:53:40 | はがき随筆
 4月も菜種梅雨とかで雨が多く、5月晴を期待したが、なぜか5月も雨ばかり。
 うんざりしているが、こればかりはどこにも腹の立てようがない。
 万物の霊長と人間は威張っているが、自然に向かっては何の力もない。仕方なく言われる通りに生きるしかない。考えてみれば情けない限りである。
 そこで自然と妥協し、自然を利用して生きる術を考えるしかない。己の力の弱さを自覚し、たくましく力強く全力を尽くして生きていくしかない。
 どこまでも自然を愛し、そして自分を愛しながら。
   志布志市志布志 小村豊一郎(80) 2006/6/17 掲載

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