3月3日
明日は娘の誕生日。女の子の誕生を待ちこがれていた夫は、桃の節句に女の子が生まれると信じていたが、一日遅れて4日に生まれた、名前はもちろん弥生。
余裕のない暮らしを案じた姑が、男びな女びなとぼんぼりを初節句に贈ってくれた。それから毎年一段ずつ買い足してようやく7段揃ったのが娘7歳の春。
一度に揃える事はできなかったが、毎年新しいお雛様が増えていくのが子供たちにも新鮮だったらしく、大騒ぎして新しい雛人形を迎えたものだった。
子供たちが巣立ってからは、飾るのも片付けるのもおっくうになり、来年こそは!と思いつつしまったままで20年余り。
そこで去年から小さな陶器のお雛様を飾ることにした。大きな試練をようやく乗り越えた娘に幸多かれ! と祈りつつ柔和なお顔のお雛様を眺めている。
(アカショウビン)
明日は娘の誕生日。女の子の誕生を待ちこがれていた夫は、桃の節句に女の子が生まれると信じていたが、一日遅れて4日に生まれた、名前はもちろん弥生。
余裕のない暮らしを案じた姑が、男びな女びなとぼんぼりを初節句に贈ってくれた。それから毎年一段ずつ買い足してようやく7段揃ったのが娘7歳の春。
一度に揃える事はできなかったが、毎年新しいお雛様が増えていくのが子供たちにも新鮮だったらしく、大騒ぎして新しい雛人形を迎えたものだった。
子供たちが巣立ってからは、飾るのも片付けるのもおっくうになり、来年こそは!と思いつつしまったままで20年余り。
そこで去年から小さな陶器のお雛様を飾ることにした。大きな試練をようやく乗り越えた娘に幸多かれ! と祈りつつ柔和なお顔のお雛様を眺めている。
(アカショウビン)
『今にして知りて悲しむ父母がわれにしまししその片おもひ』 窪田空穂
私もこの歳になってようやく厳しかった母の中にあった優しさを思う事ができます。
「おひなさま」を読んで遠くの娘に想いをはせました。
このブログを楽しくするのは、読んでくださる皆様の応援です。感謝しつつコメントを読ませて頂いてマース。また来てねぇ野の花さーん。