春告げ鳥のウグイスがさえずり、春らんまんの一日。ほほえましい光景を目にした。若い家族が桜の木の下でお花見弁当を広げている。
こんな幸せな国もあれば、惨状に逃げ惑う国も。同じ地球上とは思えず、何度見ても胸が痛む。コロナ禍に加え、ウクライナ侵攻は世界経済を揺るがし、物価の上昇により市民生活を圧迫しつつある。
私たちは、平和な世界は決して当たり前ではないと学んだ。一方、この若い家族は穏やかな春を満喫し、私の心のモヤを吹き飛ばしてくれた。「思いよ届け」とばかりに空を仰いだ。
鹿児島県鹿屋市 中鶴裕子(72) 2022.6/1 毎日新聞鹿児島版掲載
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