何年ぶりだろう。訪れた食堂のガラス戸を押すと、少し固くなっていた。体が少し不自由な夫を待って中に入り、カウンターのメニューを見た。定食とレディース、肉と魚に分けた献立は日替わりで、手書きだった。
二つ頼んで「お久しぶり」とあいさつ。目が合い、「ああ」との答えに「ホッ」。窓辺に並びお茶を取りにセルフサービス。料理もでき次第取りに行く。帰り際に顔見知りに会う。退職後一人になり昼食はここで取るという。「お大事に」。職場の食堂を時間をずらして使わせてもらい、庶民は誰にともなく感謝の気持ちに満たされる。
鹿屋市 小幡由美子 2013/10/13 毎日新聞鹿児島版掲載
二つ頼んで「お久しぶり」とあいさつ。目が合い、「ああ」との答えに「ホッ」。窓辺に並びお茶を取りにセルフサービス。料理もでき次第取りに行く。帰り際に顔見知りに会う。退職後一人になり昼食はここで取るという。「お大事に」。職場の食堂を時間をずらして使わせてもらい、庶民は誰にともなく感謝の気持ちに満たされる。
鹿屋市 小幡由美子 2013/10/13 毎日新聞鹿児島版掲載
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