曽野綾子の小説のタイトルから見えてきた。そうなのだ。たしかに神の手は汚れている。働いて働いて節くれだち、血がにじんでいる。
神は人間がかわいくてたまらない。弱くて愚かで身勝手な私たちを幸せにしてやりたくて「昨日も今日も明日も」働き続ける。
人間は「仏の顔も三度まで」などと言って互いを見捨てることがあるけれど、神は「七の七十倍」も人間を赦し、決して見捨てることがない。ありったけの愛をこめて「あなたってほんとに馬鹿みたい」とつぶやき神を見上げている。
鹿屋市 伊地知咲子 2016/6/30 毎日新聞鹿児島版掲載
神は人間がかわいくてたまらない。弱くて愚かで身勝手な私たちを幸せにしてやりたくて「昨日も今日も明日も」働き続ける。
人間は「仏の顔も三度まで」などと言って互いを見捨てることがあるけれど、神は「七の七十倍」も人間を赦し、決して見捨てることがない。ありったけの愛をこめて「あなたってほんとに馬鹿みたい」とつぶやき神を見上げている。
鹿屋市 伊地知咲子 2016/6/30 毎日新聞鹿児島版掲載
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます