昨年10月、スイスに住む娘が次男を出産しました。赤ちゃんが6カ月を過ぎた頃に帰国するとのことだったので、お祝いはその折にでもとそのままになっていました。
ところが先日、スイス人の娘婿から「お祝いは大地震で被災された方たちのために役立ててほしい」と、娘を通じて連絡がありました。
すでに彼は震災直後にスイスの赤十字社を経由して個人的に寄付をしていたので、さらなる今回の申し出は驚きでした。
同じ日本に住みながら、直接被害をうけなかったがために、ややもするとこと未曾有の大災害を遠目で見がちな私たち。そんな自分を省みつつ、改めて助け合うこと、困難に遭った人を思いやる精神の大切さを教えられたような気がします。
長い間に身にこびりついた島国根性のかたまりのような生き方を改めねばとの思いです。
近々予定していた一家4人での帰国は、万が一でも放射能汚染の影響が幼子に及んではという懸念から、残念ながら延期になるようです。
けれど近い将来、日本が元気で美しい国に復活したら必ず会えると信じて、楽しみに待つことにしました。
国の内外を問わず大勢の人々の応援と思いを受け、一日も早い復興と、孫のすこやかな成長を願いながら、義援金を送らせていただくつもりです。
北九州市 森田希和子 2011/5/2 毎日新聞女の気持ち欄掲載
ところが先日、スイス人の娘婿から「お祝いは大地震で被災された方たちのために役立ててほしい」と、娘を通じて連絡がありました。
すでに彼は震災直後にスイスの赤十字社を経由して個人的に寄付をしていたので、さらなる今回の申し出は驚きでした。
同じ日本に住みながら、直接被害をうけなかったがために、ややもするとこと未曾有の大災害を遠目で見がちな私たち。そんな自分を省みつつ、改めて助け合うこと、困難に遭った人を思いやる精神の大切さを教えられたような気がします。
長い間に身にこびりついた島国根性のかたまりのような生き方を改めねばとの思いです。
近々予定していた一家4人での帰国は、万が一でも放射能汚染の影響が幼子に及んではという懸念から、残念ながら延期になるようです。
けれど近い将来、日本が元気で美しい国に復活したら必ず会えると信じて、楽しみに待つことにしました。
国の内外を問わず大勢の人々の応援と思いを受け、一日も早い復興と、孫のすこやかな成長を願いながら、義援金を送らせていただくつもりです。
北九州市 森田希和子 2011/5/2 毎日新聞女の気持ち欄掲載
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