私が小2の夏休み。唐芋と網を持たされ、姉と広瀬川に行った。唐芋を□でかみ、大小の石が重なり合う場所に吐き出す。10分もすると、ダンマ(テナガエビ)が数匹集まる。そのダンマを姉が、網ですくう。2時間もするとバケツー杯になった。貧しき食卓を、ダンマがにぎやかに飾ったものだ。
その年の田植えが終わり、初耳の「ホリドール」なる除草剤が、出水市の田に一斉に散布された。翌年には、ダンマが広瀬川から消えた。
農業用水路に、幻となったダンマを発見。唐芋をゆで、えさやりに行く今日このごろ。
出水市 道田道範(60) 2009/9/17 毎日新聞鹿児島版掲載
その年の田植えが終わり、初耳の「ホリドール」なる除草剤が、出水市の田に一斉に散布された。翌年には、ダンマが広瀬川から消えた。
農業用水路に、幻となったダンマを発見。唐芋をゆで、えさやりに行く今日このごろ。
出水市 道田道範(60) 2009/9/17 毎日新聞鹿児島版掲載
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