4月中旬なのに、まだ桜の花が新葉と同居して残っている。菜種梅雨が長引いたせいだろうかと疑問に思っていると気象予報士の話で合点した。
今年は暖冬だったため冬の休眠が十分できず、だらだらと咲いているとの事。鹿児島ではいまだに満開になっていない木もあるとの話。それにはびっくり。
桜にとっては冬の十分な寒さと春の暖かさがあって、パッと開花してパッと散る遺伝子の形があるのだろう。今年のような暖冬が今後も続くと、そのうちパッと開花パッと散る桜の潔さが見られなくなるのではないだろうかと危惧する春である。
熊本県八代市 今福和歌子(70) 2020/4/27 毎日新聞鹿児島版掲載
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