ムツゴロウさんこと畑正憲さんの講演会がありました。
会場には動物大好きな子供達が目を輝かせて集まっています。
開場のベルが鳴る前に、ちょっと客席を覗いたムツゴロウさん、
背をかがめて最前列に陣取った子供達の席に近づき、あの人懐こい、いやいや人間だけでなく、すべての生き物に向けられる、あの優しい笑顔で、子供達とお喋りが始まってしまいました。
開始時間となり、司会者に呼び戻されたムツゴロウさん
「あの子たちの引力に引かれてしまいました…」と。
「動物たちの思いが分かる人になりたかった」と言うムツゴロウさんは、さまざまな動物たちの言葉(鳴き声)を紹介しながら、熊や象とも心を通わせた愉快な体験を話され時間のたつのも忘れてしまいました。講演の後は質問が続き、最後に質問した男の子が「ムツゴロウさんはライオンに指を咬まれたのですか」と聞くと、「前に出ておいで」と差し出した右手は中指の先がないのです、びっくりしました。
咬まれても蹴られても、静かに「I love you」と声をかけながら、動物たちに近づいていくムツゴロウさん、感動の2時間でした。
ところで、小さいとき「食べてすぐ横になると牛になるよ」と聞かされていましたが、注意される内容は分かっても、そのたとえの意味が分からないままでした。牛と関わってその意味が分かりました。牛は、満腹になると横になり、大きく透き通るような瞳で遠くを見ながら、楽しむように味わうように反芻をします。なんともいえないのどかな風景です。私たちが食後すぐに横になると、大きくふくらんだ胃が圧迫されて、牛が反芻するように"嘔吐"してしまう危険性があるので、このたとえを用いて注意していたのでしょう。
それにしても、すべての生き物に、人間が関与できない神秘と知恵が満ち満ちていて、それらに気付かされるたびに感動します。自分のからだにも不思議が満ちていて、自分が意識していなくても各器官が完璧に働いて、この生命体が今日も維持されている、そう思うと感謝が湧き上がってきて、生きる力となります。"自分は決して自分の力で生きているんではなく生かされているんだ"と実感させられます。
アカショウビンさんの新しい記事を読ませていただいて、感じたことを書かせていただきました。^^
楽しい2時間だったでしょうね。
子ども達のキラキラした瞳が浮かんできます。
何事でも、一途に打ち込まれてきた方の
生き方には打たれます。
いつもコメント有難うございます。
命の不思議にはいつも感動を覚えます。
そして生かされている今を感謝します。
諫早湾のムツゴロウが笑ったら、
ムツゴロウさんそっくりになるんだろうなあ…。
なんて馬鹿なことを考えながら、
お話を聞いてました。
熊に咬まれた時のお話には
手に汗握りつつでしたけれど…。
とにかく楽しい講演会でした。