はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

とんち話と今

2018-08-02 19:39:29 | はがき随筆


 先日「彦一とんち話しオーキング」に参加した。彦一は江戸末期に八代に実在した人で、墓が八代の寺に今もある。
 予習で図書館に行くと、彦一コーナーがあったが古ぼけた本ばかり。調べると児童本はほとんど絶版で、熊本県出身の児童文学作家、小山勝清氏の文庫本だけが現在も出版されている。
 彦一は一休、吉四六とともに三大とんち人の一人。お殿様や侍や大人たちの理不尽な言動をとんちでやっつけ、庶民をスカッとさせるとんち話は、今の子どもたちには人気がないのか。とんちの知恵はいつの世にも通用すると思うのだが。
 熊本県八代市 今福和歌子(68) 2018/8/2 毎日新聞鹿児島版掲載

最新の画像もっと見る

コメントを投稿