「おーい、おーい」。玄関で夫の声。大きなリュックを背負った山の帰りらしい夫が何か怒鳴ってる。「あらごめんなさい」と謝っても「もういいっ」と言うなりくるりと踵を返し何処かへ行ってしまった。「お父さーん」。大きな自分の声で眼が覚めた。嫌な夢……。一昔前の私だったら、この夢でどんなに落ち込んだことだろう。マッターホルンを背に今日もほほ笑む彼に「なんで夢に出てきてまで怒鳴るのよ!」と笑ってしまった今の私。涙の日を過ごしていた私に「時間が薬よ」と慰めてくれた多くの友へ。「ようやくお薬が効きました」。
鹿屋市 西尾フミ子(72) 2006/10/9 掲載 特集版-4
鹿屋市 西尾フミ子(72) 2006/10/9 掲載 特集版-4
何時もよくやってるよと褒めて下さっていると思います。
お互いに何時かは行く道、寝込んだ時に悔いのないように致しましょうね。
祈り支えてくださった日々を
克己も「スミ子さんありがとう」と言ってます。
でも、夢の中では優しい夫であってほしい…。