落合竜、八年前に誕生した時の言葉。
チームが優勝する為に野球をするな、自分の為に精進努力を全員がすれば優勝は転がり込む。
西洋社会の個人主義とは違う。
競争相手は他人じゃない、自分自身とする東洋思想は禅。
不振の四番・森野にバンドを命じる。確実に決める主軸打者。
昨年のMVP・和田に2軍行きを命じる。土壇場で復帰、大活躍。
三点差の九回、救援に浅尾で楽勝ムード、思惑外れ一点差、監督がマウンドに歩む。岩瀬登板が常識。一言、内野陣の集まる浅尾投手に話す。そしてベンチに引き返す。
引分で良いんだ、勝とうとするな。チームは勝利して優勝が決まる。
選手がポジションの職務を懸命に尽くす、それが分かれば日本一はどうでも良い。
一隅を照らすはチームの宝なり、最澄さんが平安時代に述べている。