黄金週間の到来である。勤労者はお休み、西に東に旅をする。毎日が日曜日の老人は、帰省する子達を接待する、久々の勤労奉仕が出来ることを喜んでいる。
高速道路が千円になり、瀬戸大橋や明石・鳴門ルートで讃岐饂飩店を訪れ、行列が出来ている。近所迷惑を理由に、ゴールデンウイークを休業する無欲な饂飩屋もある。
仏教の弘法大師が請来した讃岐饂飩、神道の伊勢神宮の伊勢饂飩は両極端である。
小麦粉と塩と水を捏ね . . . 本文を読む
ニワトリが風邪を引いた。そしてウズラが風邪を引いた。今度は豚が風邪を引いて大騒ぎになっている。人にも感染して、メキシコでは多数が亡くなり、世界に拡散の兆しである。
人間が豚に風邪ウイルスを提供したのか、豚が人間に伝染させたのか不明である。永遠の論争「ニワトリと卵の問答」を思い出す。空気感染なら水と同様に、安全を購入するために空気が有料の時代になる。市役所に水道局と並んで、空気局が威張っていたりす . . . 本文を読む
名古屋大学の益川敏英・小林誠と同窓生の兄貴が古い対談番組のビデオを送ってくれる。
ノーベル物理学賞の7人の侍は1949年湯川秀樹・1965年朝永振一郎・1973江崎玲於奈・2002年小柴昌俊・2008年南部陽一郎、小林誠、益川敏英の皆さんである。
学生時代は応用化学を専攻したから、原子レベルの知識しかない。理論物理学の素粒子・クオークの分野は未知の分野で、何故、数式の計算で分かるのか理解できな . . . 本文を読む
海が割れるのよ 道ができるのよ 島と島とが つながるの こちら珍島から あちら芽島里(モドリ)まで 海の神様 カムサ(感謝)ハムニダ(します)。中山大三郎の作詞・作曲の珍島物語の舞台は、韓国・全羅南道にある島で、釜山のはるか南方の僻地である。春の大潮の日に、朝鮮半島から300m沖にある珍島東南部の回洞里(フェドンリ)とその沖の茅島里(モドリ)の間に長さ2.8km、幅40mの砂洲が一時間ほど現れる。 . . . 本文を読む
世襲制は水稲栽培の農業を守る為、職人の業の継承、伝統文化の保存、日本人の心を保守する制度・家父長制の名残であるが、戦後日本では、西洋民主主義によって脇役にされた。人間集団の制度には、善悪の二面性がある。
農耕民族の結束を保守せず、物欲狩猟国に変革した保守政治の世界に世襲の弊害が厳然と残っていることを保守政治家が指摘する。言わば、夫婦喧嘩で、犬も食わぬのである。
道を歩けば社長にぶつかる昔の日本 . . . 本文を読む
昨年の暮れに会社の健康診断を受けた。良好な結果を七年間継続してきたが、肺に陰が見受けられるので、要再検査の記述がある。
3月に65歳の定年退職を迎えるから、老骨に鞭打ち、懸命に精進努力の毎日だった。立つ鳥跡を濁さず、終わり良ければすべて良し。医者に行くのを忘れていた。
残務整理をし、変則勤務の過酷な労働の諸々のストレスから解放され、日の出で起床、日没に就寝、晴耕雨読の平穏な毎日の極楽生活。ある . . . 本文を読む
昨日は名古屋伏見でカラオケ例会があった。正午からの開催で、間が有ったので、南信州ファームプロダクトマーケットに行った。
地下鉄東山線の覚王山駅から徒歩〇分のロケーションで、援農先の飯田市の農政課が地域の農産物を紹介するショウルームである。千差万別の野菜や果物が交響曲を奏でる、自然の宝石店の華麗さがある。
近くに仏教寺院の覚王山日泰寺がある。インド北部で1898年にイギリス人が発見したお釈迦様の . . . 本文を読む
何も無い山奥の鉄道駅(秘境駅)を訪ねる旅をする奇人が増えているようである。人気順位があり、2着が小和田駅・4着田本駅・7着坪尻駅が並んでいる。その駅にたたずんだ経験のあるオイラは変人の仲間である。
小和田駅と田本駅は私鉄路線の豊川鉄道・鳳来寺鉄道・三信鉄道・伊那電気鉄道が1943年に日本国有鉄道になった天竜川峡谷のJR東海飯田線にある、佐久間ダムの建設で1955年に移転出現した駅である。中央構造 . . . 本文を読む
軍艦島は長崎市のはるか沖の海上に位置する端島で良質な石炭の採掘拠点だった。最盛期を迎えた1960年には人口5267人を数え、世界一の人口密度だった。高層住宅が林立し、公共施設が完備した都市だった。遠望する景観は軍艦である。
石炭火力発電、蒸気機関車が日本の近代化を牽引し、軍艦島の強粘炭が燃料だった。1960年以降は、石油内燃機関や石油火力・原子力発電に移行し、東京オリンピックの1964年には新幹 . . . 本文を読む
流木や朽木を磨いて、不可思議な自然の造形を楽しんでいる。親戚の帰国子女である娘さんがその素材を持って帰る。使用目的は不明だった。
最近、写真を送ってくれた。水槽に沈没している。熱帯魚の住環境の改善に役立ち、流木も魚も嬉しそうである。そのコンビネーションが、コラボレーションして人の心を癒してくれる。
昔は燃料として貴重品だった木材も山で朽ちて、川を流れ、海岸でゴミになって人に嫌われる。熱帯魚は食 . . . 本文を読む
長いかぎ爪を持ち、生涯を樹にぶら下がって過ごす「怠け者」はアマゾンの熱帯林に眠る。主食は週に一回の手の届く範囲の葉っぱをほんの少し。寝ているからエネルギーが要らない。老齢になると苔が生え、完全に樹木と同化する。食べた葉は七日経過すると成長する。永遠に持続可能な食生活である。
洪水の時の生命維持の必要性から、水泳が得意で、鋭敏な動きを見せる。眠り続けるのは、外敵から身を守る為に樹に似せる擬態である . . . 本文を読む
間もなく66歳を迎える。最近は老眼や飛蚊症で目が不自由になり、健忘症で知識を思い出すのに時間が掛かり、難解な文語体や英語の書物を理解出来ない悩みがある。「我、老いたり」と実感し、寂しさの極みである。
最近、竣工した愛称Libra(りぶら)の岡崎市図書館交流プラザは巨大な施設で、本を軸にしたスーパーマーケットの様相である。400mトラックの運動場程度の空間に本棚が並んでいる。日本には多くの本がある . . . 本文を読む
教育国・日本には学歴や資格による身分制度が存在する。官民の資格は糸魚川の翡翠海岸の小石の様に玉石混淆の様相を呈している。そして生涯追い求めることを奨励する国の方針がある。その一つが文部科学省生涯学習政策局生涯学習推進課が監督する日本漢字能力検定協会の漢検である。
降順の等級があり、検定料は昇順で一級が最高ランクで検定料は数千円になる。高額すぎる料金に対する問題提起が当局からあるが、内紛で受験者に . . . 本文を読む
庭の空き地、一坪に茄子を植えた。千両二号茄子・米茄子・茄子のアルビーノ白茄子・庄屋大長茄子・名の無い茄子の五株である。資本金は500円である。これで秋まで飢えることが無い。
熱帯モンスーンのインド原産の茄子は夏野菜の王様である。夏の太陽熱を吸収した秋茄子は殊の外美味である。夏の盛りに食べた茄子が秋茄子の美味だった事から、冷害による飢饉を予測した二宮尊徳。
農業の実践から編み出した、豊かに生きる . . . 本文を読む
65歳で定年退職となり、失業した。ハローワークに職の斡旋と失業給付金の手続きに訪れ、今日が認定日である。
33年勤続した会社の役職定年の退職金、再就職の事業所の60歳定年の退職金、継続して契約社員の65歳満了であるが退職金は無い。
65歳を越えると、日本国の法律は労働者としては能力無しとみなし、失業者でなく退職者とする。国の退職金が、高年齢求職者給付金で、1年以上勤務実績があると、退職前3ヶ月 . . . 本文を読む