「三河てやぁ、男川・豊川・矢作川じゃん」 「蒲競で万舟当てただに。いいだら」 「三平鮨、食べりん」
じゃん・だら・りんの三つの語尾は三河弁を代表する表現である。
三河弁の「食べりん」を名古屋弁で話すと「食べや」になる。
「もれとらっせるがね」「ちぃーと こすにゃあーか」「まぁちぃと つめたって まえんかな」「あたっとるがね」は名鉄電車の中吊り広告である。車内マナーの向上を啓発する名古屋 . . . 本文を読む
陶器・一升瓶とタッパーウエア・PETボトル。日本文化と西洋科学主義との戦いだった。そして石油文明の産物が世間を凌駕し、西洋の金融経済学の屁理屈が世界をカオスの時代に導いた。
陶芸と手造りのガラス細工の体験工房が繁盛しているようである。機械に頼らず、自分の体で物を造り出す喜び体験。
土を原料とするセラミックスと原油由来のプラスチック。容器としては同じ働きである。セラミックスは役割が終わると土に返 . . . 本文を読む
江戸時代の東海道には熱田神宮前から桑名に渡海する「海上七里」がある。尾張の船着場が「宮の渡し」で船の安全航行を援護する常夜灯が残っている。
定期健康診断で訪れるクリニックはこの付近にある。高齢者の多い会社の健康に対する心遣いである。胸部X線・心電図・胃バリウム検査・医師の問診などが無料で受けられるが、来年3月で定年となるので今回が最後の検診である。
造影剤として飲む水酸化バリウムは長時間体内に . . . 本文を読む
熱田神宮で祝言を挙げた息子夫婦が、南太平洋のフィジー諸島に旅立った。成田空港からナンディ空港の直行便はエア・パシフィック航空の240人乗りのボーイング767である。
セントレアから成田空港の往復はANAの子会社「エアーセントラル」のターボプロップ機フォッカーF50で、50人の乗客を運ぶプロペラ飛行機である。
帰路の席は、大南姉妹の隣の席だったと楽しそうに語る息子夫婦。
名古屋ハーフマラソンは . . . 本文を読む
オスマントルコとの独立戦争を指揮するメッカの太守フサイン・イブン・アリーを助けるアラビアのロレンス。海からは難攻不落でトルコ軍が占拠する港湾都市アカバを内陸から攻撃する作戦を立てる。しかし前面に広がる広大な砂漠を横断する事はアラブの常識では不可能である。アラブ人の勇者50人を率いたロレンスは、奇跡的にアカバを攻略する。砂漠の反乱として有名である。
砂漠に不可欠なのは水である。水の争奪戦で人を殺す . . . 本文を読む
仕事柄、名古屋市のゴミ収集車をしばしば見るのである。そして同じ型の車両で同じデザインにも拘らず、ナンバープレートが2種類ある。緑地に白字のナンバープレートの営業用車と白地に緑文字の自家用車。営業ナンバーは民間会社の委託車両で、自家用ナンバーは名古屋市清掃局の公用車である。営業用自動車の定義は、旅客、貨物の輸送をして金儲けする車両のことである。営業用以外はすべて自家用である。営業車は自動車取得税・消 . . . 本文を読む
メセナの語源はローマ帝政時代の初代皇帝アウグストゥスの政治参謀で貧乏芸術家を援護したガイウス・マエケナスの名に由来するフランス語である。
1990年代初頭のバブル景気の頃には、金に糸目を付けない派手なメセナ(企業の行う社会貢献活動)が盛んに行われた。
転勤で彦根市に住んだ「おいら(私)」は、バブル景気に懐疑的になり、滋賀銀行メセナの「けいぶん」主催である比叡山延暦寺居士林の参禅会に応募したが、 . . . 本文を読む
久し振りで転勤した公さん(私の尊敬する昔の上司)と会食した。名古屋栄の東急インの中の「しゃぶ禅」なる日本料理店である。蟹しゃぶ・豚しゃぶ・牛しゃぶ・野菜しゃぶが食べ放題で極めてお値打ちな鍋である。気風の良い上司は勘定を払わせない。前回も伊勢海老料理をご馳走になった。5人分なら積算され高額になる。答礼の宴をと思っている。その心が無いと悪徳公務員と同じに成り下がる。
気の会う仲間の話は上司(私の軽蔑 . . . 本文を読む
名古屋名物の「山本屋本店」と「山本屋総本家」の味噌煮込みうどん。信楽焼の土鍋でうどんを煮立てる、武田信玄の陣中食だった「ほうとう」が起源である。そして韓国の模倣店騒動の「矢場とん」の味噌カツ。
松茸名古屋コーチンの味噌煮込みうどんは3000円で讃岐うどんは300円であるが、満腹になるのは同じである。
調味料は岡崎八丁豆味噌。「カクキュウ」と「まるや」が老舗である。
原料の大豆は中国から輸入し . . . 本文を読む
市田柿は、南信州の下伊那郡高森町の市田地域で生産される干し柿の呼称である。新年を祝う席に縁起物として干し柿を食べる習慣がある。「元旦に干し柿から出てきた種の数が多い程、一年が多幸である」という言い伝えがある。さらに干し柿にはミネラル・ビタミンAや食物繊維も豊富である。タンニンの作用で鉄分の吸収が妨げられるため貧血の人にはお勧めできない。血の気の多い人間は積極的に食べることを奨励する。雪深い山村の保 . . . 本文を読む
2008年の世界人口は67億4970万人で、中国13億3630万人、インド11億8620万人である。年平均増加率は中国が0.6%、インドが1.5%で、22年にはインドが中国を追い抜いて世界1位になる。50年には91億9130万人に達すると、人口白書は予測している。
16000人/平方キロの人口密度世界一は32700人のモナコ公国、首都モナコ市がそのまま全領土となる、バチカン市国の次点の小さい国で . . . 本文を読む
民間ホテルの懸賞論文に応募した「日本は侵略国家であったのか」が、政府見解に相違する問題で、参考人質疑が元国防省航空幕僚長・田母神空将に対し、国会で行われた。
日本国の公式見解は侵略を認め、謝罪を繰り返すことである。その代償は西洋科学物欲主義の覇者に成った金満国家、負の遺産は伝統と歴史ある日本人の心が荒廃したことである。
航空自衛隊のイラク支援活動を違憲とした名古屋高裁の判決について、「そんなの . . . 本文を読む
レイチェル・カーソンの「沈黙の春」は、鳥達が農薬などの化学物質の犠牲となり、鳴き声の無い春という出来事を通しその危険性の問題提起をした。
実際に日本では農薬で餌の小動物を殺された佐渡の朱鷺や豊岡のコウノトリが絶滅したが、中国やロシヤの善意や農薬の使用をやめた地域環境の構築で、鳥達が野生に復帰した。
最近、紅葉狩りに香嵐渓や飯田街道の山並を訪れた。赤や黄色や褐色が濁っている。温暖化の影響で気温低 . . . 本文を読む
名古屋の従兄のプリウスで設楽町田口の酒蔵・蓬莱泉に予約の清酒「空」を受け取るドライブの途中、三河湾に注ぐ豊川の上流の寒狭川を眼前に望む設楽観光ヤナ「三河路」は鮎の産卵場所に位置する食事処である。豪雨による増水で下流に流される落ち鮎をヤナで捕獲する。
鮎は川と海を回遊する魚で、縄張りを守る闘争心旺盛な性格から、友釣りなる独特な川釣りの対象魚であり、重要な食用魚でもある。
滋賀県琵琶湖の湖沼陸封型 . . . 本文を読む
コウジカビの仲間達派は自然界の常在真菌の曲者である。食品を腐敗させる悪戯をする反面、デンプンをブドウ糖に、タンパク質をアミノ酸に分解する性質が強く、また種によっては効果的に脂肪を分解吸収する。
酵母(イースト)は、糖を分解して酒と炭酸ガスに分解する。
人が酒を飲むと、御前は脳細胞に作用して一切皆苦の人生から刹那の極楽に運んでくれる天使になる半面、深酒が理性を麻痺させると虎となり、留置場の豚箱に . . . 本文を読む