原発事故は論外として、巨大飛行機エアバスA380の翼に亀裂、炭素繊維新素材のドリームライナーB787の接合不良、シールド工法によるトンネルの水没、西洋科学技術の不信が増大する。
瀬戸大橋を渡って四国遍路に行こうかと思っても、インドネシアの中国が作った吊橋の落橋事故が瞼に浮かび不安になったりする。
諸々の事象が報道されるから不安が不安を増殖する連鎖反応、高速増殖原型炉[もんじゅ]は悪魔の知恵で文 . . . 本文を読む
仏教国では8が吉数、灌仏会は陰暦卯月8日で誕生日、成道会は臘月8日で大悟した日、涅槃会は陰暦如月15日の釈迦の命日、まもなく法要が寺院で営まれ、寺秘蔵の釈迦入滅の涅槃絵が公開される。
北枕で心臓を下にして、即ち心を大切にして横たわり、周囲に諸菩薩から畜生に至る一切衆生が描かれる。
母・摩耶夫人が息子の為に極楽から良薬を投げるが運悪く巨木に引っ掛かる。
釈迦の命を救う一心でネズミは懸命に木を登 . . . 本文を読む
この悠久の宇宙の中で、自分という人間は過去にも未来にも一人しかいない、天上天下唯我独尊。
人の生を受けるは難し。六道輪廻、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天の一番じゃないが、まんざら捨てたものでもない。人間であることは奇跡だ。
人間は必ず死ぬ、長くて120年。自然なのか、神か仏か、人間は何か偉大な存在、サムシング・グレートの前では死刑囚。
死すべきものの命あるは有り難し。
神は自分の姿に似せ . . . 本文を読む
秋楽しんでますか。苦痛の座禅会、10月8日午後7時。
禅僧から案内葉書が舞い込んだから出掛ける。指示待ち人間のサラリーマンを卒業して益々その傾向が強くなる。老人性鬱病と言うのだそうだ。
楽しい座禅なら心動かない、苦痛の招待は禅的発想で、偏屈な老人は俄然ヤル気に成る。
苦痛の40分、打鐘一発終了する。
苦痛の後の喜びは大きい。ドゥルヒ・ライデン・ツール・フロイデ。
質素倹約の清貧の毎日、年 . . . 本文を読む
これありてこれあり これ生じるがゆえにこれ生じ これなければこれなく これ滅すればこれ滅す
両親の死に遭遇、仏教に関心が向かう。比叡山に通ったり、美濃加茂の禅僧の話を聞いたり。
ある日の散歩、東岡崎の六所神社近くの安心院で庫裏の落慶法要に遭遇、怖い印象の禅僧を見る。
ある台風の翌日、見知らぬ老人が墓石の倒壊を知らせてくださる。
ある日、新聞広告で永泉禅寺の座禅会の案内を見て参加。
吃驚仰 . . . 本文を読む
ネットサーフィンで目に留まった。
天井桟敷・身毒丸のポスターが特に気に入りました。デザインは彦凪亘さんという人らしいです・・・・何者なんだろう?
昨晩は久し振りの永泉禅寺・俊哉和尚の参禅会で只管打座。
仙人の様な、バンダナ姿で年齢不詳の仲間がいる。
せきれいホールのカラオケ大会で玄海船歌を聞いたが、素人ではない玄人を越える。舞台衣装は美しい絵を手書き、観客聴衆を魅了する。禅寺の御人とは別人 . . . 本文を読む
東南アジアの老人ホームで座禅が高齢者に安らぎを与えている。
徒歩20分程度の会場、自動車のエンジン不調、悪戦苦闘の20分、ようやく走り出し遅刻を免れた。
移動は自家用車のとらわれ、タクシーを依頼する事や、家族に送ってもらう冷静な判断が出来ない。
自分の2本の足で歩いたら、楽々到着。心の余裕が無かった。
とらわれない心、かたよらない心、こだわらない心、広く広くもっと広く。
和尚が毎日唱える . . . 本文を読む
セントレアから12時間の飛行でフランクフルト、2時間飛んでスコットランド、セント・アンドリュースに老人が到着する。三泊四日のゴルフ三昧、夜はスコッチでほろ酔い気分。ファーストクラスに収まり帰国の途に就く社長。
大富豪になるセミナー参加資格を得る為に人の助けを借りて懸命に努力する若者、最終選考で惜しくも落選。多くの人のお陰に感謝する姿は心の大富豪。
山奥の掘立小屋に一人住む文部大臣賞に輝く画家は . . . 本文を読む
開発が進む市街地の小さな古民家に孤独な老人が一人暮らし。
来客も無く、秘密の多い生活態度で、外部から窺い知る事は不可能だった。
朝の散歩が日課で、唯一の世間との接点、雑談することも無く、笑顔で目礼する。
散歩姿が無いので、ご機嫌伺いすると、90歳を超える老婆が寝床で大往生。安らかな死顔だった。
2DKに卓袱台と箪笥、冷蔵庫、洗濯機、僅かな炊事道具とラジオ、そして小さな仏壇が財産で、裏庭にト . . . 本文を読む
禅寺夜座の仲間の芸術家、バンダナを頭部に巻きつけラフな服装。心に余裕の無い現代人から落ちこぼれた自由人。
高級鉢の絵付が職業と聞く。手を抜かず、心を込めて、納得のゆく仕事は職人芸。
商品の心を理解する人間が少なくなった現代日本。使い捨ての百均の鉢が全盛。高級鉢は売れず、薄給になるのが市場原理。
人里離れた山里に独り住む仙人、夜は趣味の絵画に没頭「写真を越える写実」がテーマ。
500号を越え . . . 本文を読む
5ヶ月過ぎた禅寺の月2回の夜座。世話役の社長が今回は欠席。
若い時に魅了されたゴルフ。長年の夢が叶い、発祥の地・セントアンドリュースゴルフ場に遊ぶ。
アイスランドの火山爆発で空港に足止め、帰国が叶わない。
豪勢な旅を妬み、人の不幸は蜜の味、天罰だと内心ほくそ笑むオイラは極悪人。
長年の激務に対するご褒美、骨休めが出来るだろうと語る住職は仏様。
大量の石油を燃やして音速で飛び、欲望の究極を . . . 本文を読む
5ヶ月過ぎた禅寺の月2回の夜座。方丈が茶話会で長年参拝くださる老女の話を紹介する。
若い時は欲望を満たす祈りでしたが、80歳になる今は生かされているお陰に感謝していると語る。
若年時は、宝くじの当選を、花嫁姿を夢見て、自分自身の利益の自利行。熟年時は、子供の健康を、旦那の出世を願う利他行。
すべてが叶い、老人となると、生きてるだけで丸儲けの心境。
仏様に只管感謝の心で合掌する老女に、仏様は . . . 本文を読む
昨秋、自宅から遠く離れた市営墓地の墓石が台風で倒れていると連絡頂いた見知らぬ老人。
新聞広告に座禅会の案内を見つけ参加した。なんとその老人が世話役だった。不思議なご縁に驚いている。
永泉禅寺の夜座、話を聞いて涙した。
高校の夏休みのクラス対抗水泳大会。イジメなのだろうか小児麻痺の少女を選手に選ぶ。懸命に泳ぐがぎこちない少女。質(タチ)の悪い生徒達は笑い転げ、低俗に野次る。
校長の某氏が背広 . . . 本文を読む
桜祭は岡崎城、花祭は灌仏会でお釈迦様の誕生日の4月8日の永泉禅寺。
小さな花御堂に甘茶が満たされた桶、中心には右手を上に、左手を下にしたお釈迦様が安置され、柄杓で頭へ甘茶を注ぐ。灼熱地獄のインドでは水が何より。
誕生時、天から甘露を浴びると立ち上がり、七歩進んで天上天下唯我独尊はオンリーワン宣言。
地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天の六道輪廻を離脱する七歩目で仏様になる。
お釈迦様の修行追体験 . . . 本文を読む
京の三條の絲屋の娘、姉は十八妹は十五、諸国大名は刀で殺す、絲屋娘は目で殺す
西洋の起承転結の例文である。
あなたがとっても好きよ、世界中の人があなたを嫌っても、わたしはあなたを愛し続けるわ
序破急は日本の物語の展開方法の3部作。
囲いが出来たね、塀
機転が利いている。
風が吹けば桶屋が儲かる 今日は風が吹いている 今日は桶屋が儲かる
三段論法である。
理に適った理路整然とした文章だ . . . 本文を読む