建仁寺は、臨済宗の栄西が創立者の禅寺、京都の東山にある。
息子の参男坊が訪れると言う。
住職の言葉を抜粋引用させて頂く。
贅沢というものは煩悩、妄想であって、それを外すというのが私たちの大きな目標です。眠るのも最低限。寝る場所も畳一畳。寝て一畳、起きて半畳といいますから。
簡素に生きる。これがいちばんの贅沢だと思います。
若者特有の浪費癖の激しい息子、直るだろうか?
直ったら日本経済は . . . 本文を読む
嘉禎二年朧月除夜、初めて懐奘を興聖寺の首座に請ず。に始まる正法眼蔵随聞記第四の五
臨済宗の美濃加茂の正眼寺で嶋野栄道師の提唱を聴いた経験がある。大分以前である。
難解な文章で理解不能だった。心から離れず資料を探していた。
最近、岡崎リブラで曹洞宗・青山俊董尼の解説書を発見、感激した。
中国から帰国され最初の寺が宇治興聖寺。修行僧の指導者に正法眼蔵随聞記の著者の懐奘様を始めて指名した時の道元 . . . 本文を読む
我々は些細な事に気を配る事で人生を駄目にしてしまう、必要なモノだけの質素な生活こそが必要だ。
晴耕雨読の自然と同化した生活、165年前のアメリカ独立記念日から2年2ヶ月のウォールデン湖畔の森の生活。
曹洞禅の青山俊董尼は述べる。
化粧するから美しくなるのではなくて余分なものを捨てるから美しくなるのです。
座禅とは、何かを身につけることではなくて、どうでもいいものを捨ててゆくことだ。座禅して . . . 本文を読む
一度決めたら 二度とは変えぬ これが自分の 生きる道
臨済宗の白隠禅師が修行に没頭し過ぎて、頭はのぼせ、手足は氷のように冷えきって、幻覚に悩まされ不眠症になった。
泣くな迷うな 苦しみぬいて
長年の禅堂暮らしで解決法を考案した。腹式呼吸による軟酥(なんそ)の法の自己暗示によって潜在意識を変える精神療法である。座禅中に心のもやもやを投げ出し、頭上に柔らかく温かいバターが乗っていると思う。その熱 . . . 本文を読む
気分がすぐれない、何もする気がしない、やる気が出ない。うつ病にお悩みの方、新しいお薬の治験にご参加ください。薬代が無料になる。
20歳以上65歳以下の人間が対象の製薬会社の広告チラシが目に留まる。
65歳を過ぎの年金生活、前年度に対する高額な住民税の支払いでうつ病状態である。
うつ病は心の病気である。心の迷いの阿呆な行為、薬が効かない。馬鹿に付ける薬は無いと言う。成績の悪い人は、地道に勉強す . . . 本文を読む
こんにちわ。4月8日に誕生し、29歳で出家、35歳で仏陀に成られたお釈迦様が成仏された日の2月15日。満月だった。
右手を枕、頭は北向き、顔は西向きの涅槃図。嘆き悲しむあらゆる動物も集まる。猫は所用で欠席の失礼、故に懲罰として干支から外された。
参禅会の夜座。只管打座、ひたすら座る30分。
左に傾くと指摘される。
頻脈発作の経験がある。それ以来、心は絶えず心臓を心配する。それが姿勢に現れる . . . 本文を読む
人は外界から空気を取り込み、血液の赤血球中のヘモグロビンで、酸素を全身の細胞にくまなく行き渡らせ、細胞内のミトコンドリアにより炭水化物を酸化しエネルギーを獲得して、最終産物として二酸化炭素と水を排出するから、生きている。前半が外呼吸で、後半が内呼吸である。 呼吸の字の並びは、炭酸ガスを放出する「呼」が先で、酸素を取り込む「吸」が後である。 「吸呼とは言わない。何故なのか考えて見なさい」とは禅僧が . . . 本文を読む