高等動物には、生存の為に必要不可欠な食料を調達する為の仕事と、無駄と思われる遊びが有る。成熟前に遊びが見られ、生物が生きていく上で必要な体力、知識、経験などを自然に得るために備わった性質だと考えられる。動物は遊びの中で狩りやコミュニケーションの方法を学んでゆく。大人になると遊びを止めてしまうのが通例であるが、唯一例外は人間であり、人生80年の間継続して、多様化、複雑化した遊びを楽しんでいる。個人の . . . 本文を読む
冠位十二階や十七条憲法を制定したのは聖徳太子であるが、非常に徳の高い皇子の意味の尊称で、特定の個人の名前ではない。今の時代なら総理大臣と同じ意味である。
総理という語には長または首席という意味がある。従って内閣総理大臣とは、行政権を持つ内閣の首席閣僚で、首相・宰相とも言う。
明治憲法の内閣総理大臣は、天皇の使用人である執事長であるから、神である天皇の思いを全身全霊をかけて遂行する義務と責任があ . . . 本文を読む
繁華街の信号や停止標識を取り払う考え方は「Shared Space(共有空間)」と呼ばれ、ドイツ西部の町のボームテの町で実施され、車と人間が空間を共有すると交通事故は減るという。危険が増大するから、緊張して相手を気遣う意識が目覚めるのだろう。
不特定の人間が車を共有するレンタカーがあるが、会員だけが利用できる短時間の利用を目的する自動車共有システムをカーシェアリングといい、車を財産として所有する . . . 本文を読む
アダムとイブが「善悪の知識の木」の実を食べ、唯一神に逆らって自分勝手に生きる道を選び、自分の罪の責任を他人や悪魔や神のせいにするのが原罪である。仏教は善悪の二元的な思いが人間を苦しめるという。
人間の本性は善悪で判断して行動する様に生まれ着いている。絶対的な善悪は娑婆世界には存在せず、比較による相対論できまる。
同じに見える行為も、人の命を救う医師の外科手術によるメスによる人体の刃傷は善で、殺人 . . . 本文を読む
「渚にて」は、オーストラリアに住む小説家ネビル・シュートによって、昭和32年に書かれた空想小説である。中学生の時の娯楽である町内の映画会で「渚にて」と「宇宙大戦争」の映画を見て、恐怖に怯えた記憶がある。TVは寺院境内の映像の悪い力道山のプロレスを見る為に、兄貴に連れられ1時間ほど歩く、物のない時代である。
「渚にて」は第三次世界大戦が勃発して核爆弾による報復攻撃合戦の結果、北半球の全生物が壊滅す . . . 本文を読む
千日回峰行は、滋賀県の比叡山延暦寺の修行である。天台宗HPから転記する。
「相応和尚により開創された回峰行は、文字どおり、比叡山の峰々をぬうように巡って礼拝する修行です。この行は法華経中の常不軽菩薩(じょうふぎょうぼさつ)の精神を具現化したものともいわれます。常不軽菩薩は、出会う人々すべての仏性を礼拝されました。回峰行はこの精神を受け継ぎ、山川草木ことごとくに仏性を見いだし、礼拝するものです。回 . . . 本文を読む
卓越した能力の野球投手である江川卓は巨人軍に入団することが希望である。プロ野球業界の法律に従ったドラフト会議の結果は、ライオンズ球団で、入団を拒否してアメリカに渡る。巨人軍就職活動のためのアメリカ留学を突如切り上げて緊急帰国。「ドラフト会議の前日は自由の身分で、ドラフト外の選手として入団契約可能」と解釈し、巨人は江川と入団契約を締結した。空白の一日とも言われ、世間で江川事件として有名である。
当 . . . 本文を読む
自然は立派やね。私は日記をつけておるけど、何月何日に花が咲いた。何月何日に虫が鳴いた。ほとんど違わない。規則正しい。そういうのが法だ。法にかなったのが大自然だ。法にかなっておる。だから自然の法則を真似て人間が暮らす。人間の欲望に従っては迷いの世界だ。真理を黙って実行するというのが大自然だ。誰に褒められると言うことも思わんし、これだけのことをしたら、これだけの報酬がもらえるということもない。時がきた . . . 本文を読む
日本の気温の最高記録は、2007年8月16日に岐阜県多治見市、と埼玉県熊谷市で記録した摂氏40度9分で、山形県山形市で記録された40度8分を74年ぶりに更新した。 原因として、多治見は高気圧の中心付近が上空にあったため、熊谷は秩父山系を越える北西の風(北西から南東方向に吹く風)によるフェーン現象で、山形市の記録は、日本海を通過した台風によって発生したフェーン現象が原因とされる。
フェーン現象は1 . . . 本文を読む
平安時代後期の源平合戦は天皇家の末裔の桓武平氏が壇の浦の戦いで清和源氏に敗れて滅亡した内輪揉めである。
桓武平氏の平清盛とその一族(平家)は権力を掌握して、栄耀栄華を極め格差社会の退廃的な世間になる。世直しの平家打倒の挙兵を後白河法皇の皇子以仁王と源頼政がすると、伊豆では源頼朝が、木曾では源義仲が出兵する。最初に都に到着し、平家を追い出したのは義仲で、力を持ち始めた義仲に法皇や貴族たちは危機感を . . . 本文を読む
ライフサイクルは、一年の四季がはっきりした国の文化の中でできることで、中国では古来、青春、朱夏、白秋、玄冬という四季が儒教の基本テキストにある。人生の最初の若々しい時代は「青春」である。結婚・子育て・仕事に熱中するのが「朱夏」。定年退職した人生の黄昏は「白秋」。死と相対する時期は「玄冬」である。
子曰。吾十有五而志于学。三十而立。四十而不惑。五十而知天命。六十而耳順。七十而従心所欲。不踰矩。
「 . . . 本文を読む
日本語の表現は、曖昧な面があり、如何様にも解釈できる複雑な言語である。肯定なのか否定なのか両方に取れることがある。「儲かってまっか」「ぼちぼちでんな」
街を散歩していると「ないものはない店」の看板を発見した。独断解釈で何でも有るのだろうと思う好奇心で入店すると、普通の店である。店内に説明文が張ってある。
「幼い少女が幸福をたくさんくださいと注文したので、ないものはないと答えました」
そうなのであ . . . 本文を読む
最近は首をかしげる報道が多くて、人の役に立つ味噌と役に立たない糞を取り違えている味噌糞な話が多いのである。表面上の形状のみで判断するから、味噌の芳醇な香りと糞の悪臭の区別がつかない。
9月4日午後10時50分ごろ、神奈川県警大和署の巡査長は非番で同僚と酒を飲んで帰宅途中に県立高2年の男子生徒が相模鉄道車内で、回転式拳銃の形をしたライター(全長36センチ)を乗客に向けていたのを目撃し、鶴ケ峰駅で下 . . . 本文を読む