諏訪大社の「御柱祭」の年。飯田市の大宮諏訪神社も式年祭がある。奉賛する「お練り」は獅子舞や太鼓・行列など多彩な民俗芸能を披露する。
東野大獅子の30キロの木彫りの頭、アイスホッケーの様に間断なく入れ替わり舞が継続する。
信州御代田龍神太鼓・鼓響は強烈な音響で人々の魂を揺さぶる。
♪ハァーまたも出ました三角野郎が 四角四面の櫓の上で 音頭取るとはお恐れながら♪
栃木県足利市にあった八木宿の源 . . . 本文を読む
春は草木が芽吹き、熊が冬眠から覚め活動を開始する。春は祭りのシーズン、三河岡崎の家康行列は、桜祭りのメインイベント。
7年目に1度の「飯田お練りまつり」に招待された。奇妙な大名行列を見た。大名不在である。
道中行列所作は町々で権力者が権勢の道具披露や家来の統率を誇示する形である。
化粧傘、先箱、白車熊、富士形、大車熊、蓬莱大鳥毛、草履・傘。
奴の衣装の紋所は飯田長姫城の城主のものだろうか? . . . 本文を読む
米寿の宰相に財界人が長寿の特別食を尋ねた。「それは君、人を食っているのさ」と笑って答えた最後のジョーク。人を人と思わない言動をする意味で、決して共食いではない。
緊急事態下での人肉嗜食・カニバリズムの小説。
天然記念物のヒカリゴケのある羅臼の洞窟での古老の話。
人肉を食べた人間は光の輪が出る。普通の人間には見えると言う。
戦時中、遭難した船長が仲間を食べ単独生還した。裁判になり、罪悪感の自 . . . 本文を読む
たとえ一夜の罪でいい、抱いて下さい思い切り、今宵なごりの高瀬舟。
五木ひろしの演歌である。己のDNAを継続する欲求の性欲、受け止める一夜妻。五番町夕霧楼の遊女だろうか。
高瀬舟は京都の高瀬川を上下する小舟である。徳川時代に京都の罪人が遠島を申し渡されると、本人の親類が牢屋敷へ呼び出されて、そこで暇乞をすることを許された。
森鴎外の小説である。生活苦で自殺する弟が安楽死を願い介錯する。珍しい罪 . . . 本文を読む
陰陽道は奇数が陽、重なる日を節句と言う。旧暦5月5日は端午の節句。奈良・平安時代の端午の日は、厄除けの儀式で軒に菖蒲を飾った。 鎌倉時代には、武家が菖蒲と尚武の語呂合わせで大切にした。江戸時代、将軍は男児の誕生祝で幟や吹流しで飾った。江戸っ子のアイデアで、滝を溯上した鯉が竜になる登竜門伝説から鯉幟が町民文化。田舎では陰陽五行思想の青・赤・黄・白・黒の吹流し、デカイ鯉が五月晴れの空に泳いでいるが、都 . . . 本文を読む
21世紀枠に負けたことは末代までの恥発言の監督が辞任した。
生徒の野球道を監督する監督が野球部を監督する教頭の監督不行き届きを高校長が監督し謹慎を命ずる。
大相撲の力士の頂点の横綱を引退させ、監督する親方を理事長が降格処分にした事件と似ている。
自己規制を忘れた金儲けが唯一絶対の自由奔放な市場原理主義は崩壊し心を荒ませる。勝利の一極集中の価値観は無価値。
空港から空港への航空機による瞬間移 . . . 本文を読む
出雲の天照大神の孫との相撲に負けた大国主命の孫が恥じて移り住んだ諏訪湖畔。
平安時代、将軍が蝦夷の戦に祈願し勝利、桓武天皇は信濃の国に7年に一度、神社の修繕を命じた。諏訪大社の御柱祭りが始まった。
南信州・伊那谷の飯田では外県大宮諏訪神社の寅年の式年大祭を奉賛する「お練りまつり」が行われる。近隣の村々からの獅子舞など行列が市中をパレード。
丑年の昨年は7年毎の信州善光寺のご開帳で、一光三尊阿 . . . 本文を読む
5歳で天涯孤独となる極道の近江番場の忠太郎が生き別れの母親を探す旅は二葉百合子の「瞼の母」
軒下三寸、借り受けまして申し上げます、おっかさん。たった一言忠太郎と呼んで下せえ、呼んで下せえ。たのみやす。
友人の熱唱を聞き、涙した思い出の曲。以来定期的にカラオケの会がある。飲み食い唄い雑談して楽しい一時を過ごす。
詩の言葉からイメージする情景、人間模様を旋律にのせて語る演歌。
西洋被れの青春時 . . . 本文を読む
地獄の閻魔、罪深い人間が門前列を成し過労死の危機。観音菩薩に愚痴ったところ、現世の巡礼で罪業を懺悔し浄土の切符を提供しようとする西国33寺巡礼、那智の滝に参籠した第65代の花山天皇が閻魔の志を感得し世間に流通した。
紀の国・那智山青岸渡寺を出発し、近畿四県を巡拝、美濃の谷汲山華厳寺に到着する難行苦行。
花山天皇は行幸した加賀の自生山厳屋寺に観音菩薩の衆生救済の33姿の存在を確認し、浄土ゆきの特 . . . 本文を読む
33歳の年に「津軽海峡冬景色」が流れ「かもめのジョナサン」がベストセラー。
餌を得る為に飛行する「かもめ社会」の尊厳と伝統に反逆し、飛行技術の習得に刻苦勉励。神になったリビングストン。
佐渡の朱鷺、親方日の丸の手厚い保護の下でも、たった1匹のテンに食い殺され残った1匹がジョナサン?
ぬるま湯にどっぷり浸かって茹で揚がった航空会社。鹿児島育ちの財界のジョナサンが天下って指導するが、賛同する若 . . . 本文を読む
故郷の柵を越え、広い世界に飛び出した青春時代、現実を見詰め懸命に労働に励んだ壮年時代。
「俺の前に道はない、後に道が出来る」の心意気も衰えている。テイク ミー ホーム カントリーロード。故郷に帰りたい。連れてって田舎道。
老境とは前に進む事を停止し、来た道を戻る事である。
過去の喜怒哀楽に喜怒哀楽で反応すると苦しい。思い出として素直に懐かしむと楽しい。
雑念が生じて心が落ち着かないなら、雑 . . . 本文を読む
プリウスのアメリカの急加速の暴走は冤罪の様子。イメージダウンの損害は大きい。TOYOTAの対応は試練である。
売られた喧嘩を買い、正義を貫く武士道、屈辱を忘れ商売に徹する町人魂。
石に躓いて倒れる、起き上がってからの態度は二極分化。近くの人間を加害者にして、因縁を付け暴力行為に出る攻撃人。自分の不注意を認め、自責の念から周囲の人に詫びる内省人。
オリンピックのマラソンで給水時に転倒し靴も脱げ . . . 本文を読む
高速道路を走ってきた。疲れた。田舎道をとぼとぼ歩こう。レイチェル・カーソンが沈黙の春で50年前に述べている。
四国遍路旅で山道を歩いて、寺から寺を巡礼した。長時間、喘ぎ苦しみ、足に肉刺をつくり悪戦苦闘して到着した。疲労困憊して言葉が無く沈黙の春。
乗用車で友人を同じ寺に案内した。雄弁に知識を開陳する。感激し感謝の気持ちを再三述べる。
便利・効率・スピード追求の経済優先の競争人生、懸命に突っ走 . . . 本文を読む
鰻屋の苦境を救った平賀源内の民間伝承。
土用の丑の日に「ウ」が付く素材を食べると夏負けしない。
冬が旬の「ウナギ」を蒲焼にする事で季節外れのバカ売れ。
季節の先取り、収穫最盛期、美味な時期が旬である。安くて美味しい季節の喜びが国民目線。
西洋科学は季節感・旬の概念を破壊した。X’masケーキのイチゴ、冷凍秋刀魚は春に目黒で食べられる。マグロは世界各地で乱獲し回転寿司で満腹。
食べたい物を . . . 本文を読む
貧乏な旭川市旭山動物園は生態を見せて大人気。
裕福な札幌市円山動物園は、雄のライオンが二歳になってもたてがみが生える兆しがなく、雌のエゾシカに角が生え始めたので性別が違っていたと白状。
そんなの素人の知識で簡単に判別できる。動物園は専門家が動物の習性を熟知し、子達に啓蒙するための施設と了解し、血税が有意義に使用されていると信じていた。
眼から鱗、ライオンやエゾシカは誕生時の性別鑑別が至難。
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