風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

禅の思想は没頭

2021年08月30日 10時51分25秒 | 随想
コロナ禍と温暖化瓦斯による異常気象の豪雨災害で乗り鉄旅がままならない日々、ウイルス蔓延防止の為に専門家の尾身さんが外出自粛を強く要請するので従うのである。また東京五輪で熱狂する事も専門家は消極的なのでテレビ観戦する事も無い。 政治家の言動に懐疑的で不信感が強い老人は退屈の日々を送る。 救世主は中国製の立体パズルだった。合板にレーザーで切断済みの部品を、説明書に従って組み立てると物が出来上がる遊 . . . 本文を読む

生老病死の仏

2021年08月29日 06時51分34秒 | 随想
齢を重ね、コロナ禍で自宅に引き籠り、有名人の訃報を連日目にすると、老病死のある人生は一切皆苦である仏教は真実である事を実感する。 仏界で「病」を担当する東方浄瑠璃浄土の薬師如来、「死」は西方極楽浄土の阿弥陀如来の担当、ならば「老」は如何なる仏様が担当されるのだろう、長年の課題だった。 最近、その答えを見つけた。観自在あるいは観世音と言われる観音菩薩が該当すると勝手に思うのである。 自在に振る . . . 本文を読む

人影なき観光地

2021年08月27日 09時23分52秒 | 随想
昨日は1ヶ月ぶりに県境を越える旅をした。祭りの後のウイルス蔓延の人災と異常気象による長雨の天災が足止めの理由だった。 物入りな若人は「義理かく恥かく礼儀かく」になるが、老病死が切実な老人は「義理と人情とお中元」を大切と思うのである。 飯田市座光寺にある長年援農先果樹園の老夫婦に対する義理と人情、お中元の返礼に丹精込めた梨を贈る、理に叶った必要緊急の人類愛、通い慣れた国道153号を往復した。 . . . 本文を読む

老人の自棄糞気分

2021年08月26日 06時44分52秒 | 随想
政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は25日の衆院厚生労働委員会の閉会中審査で、東京パラリンピック開会式のために再来日した国際オリンピック委員会のバッハ会長について、「なんで来るのか。銀座も 一回行ったはずだ。必要ならなぜオンラインでできないのか」と批判した。 なんと痛快な発言だろう、国民感情を的確かつ簡潔に述べている。 本来なら菅総理なり丸川五輪相が国家的見地で述べるべき言葉 . . . 本文を読む

自然の怒り

2021年08月25日 07時39分24秒 | 随想
ほとんどが北極圏に当たるグリーンランドを覆う氷床の最高地点(標高3216m)で、14日に観測史上初めて雪でなく雨が降ったと米国立雪氷データセンターが発表し、米紙ワシントン・ポストは「地球温暖化の影響抜きには考えられない」との専門家の声を伝えた。 日本では50年に一度、100年に一度の降雨で洪水や土砂災害の各地で甚大な被害も「地球温暖化の影響抜きには考えられない」 スウェーデンの環境活動家である . . . 本文を読む

必要緊急の旅

2021年08月22日 08時24分48秒 | 随想
前線停滞の長雨で遅れたが、援農先の南信州飯田の果樹園で幸水梨が収穫時期になった。 時期外れであるがお中元の返礼を届けるのが恒例になっているので、高齢夫婦は受け取りに行こうと思うのである。 ところが黄色信号の東京五輪を強行開催した国会議員の五輪相は「不要不急かは自己判断」、赤信号、みんなで渡れば怖くない、約束事を反古にする風潮をマンエンさせたコロナ禍で愛知県はマンボウから緊急事態に変更となる雲行 . . . 本文を読む

MIZUHOの異常

2021年08月21日 09時38分49秒 | 随想
マンモス銀行のみずほ銀行でトラブル、恐竜に突然変異し、急変する世間に対応できず絶滅するのだろうか。人様からお金を預かり、人様にお金を貸して、社会に貢献する銀行、国税の支援と手数料だけで良しとするならメタボをスリムにしないと生き残れない。 みずほ銀行と言えば「宝くじ」、ナンバーズ4を購入したら100万円超の当選金を手にしたのは忘却の彼方、遠い遠い昔の話。 柳の下の泥鰌を求めて、年間5万円の投資を . . . 本文を読む

小選挙区国会議員の使命

2021年08月17日 07時08分21秒 | 随想
気象予報士ではないが天候に興味が向かうのは農耕民族の末裔だからだろう。 四季のある美しい国・日本の冬はシベリア気団 、夏は小笠原気団 に支配され、春と秋は偏西風で揚子江気団が列島を覆うので爽やかな季節になる。 オホーツク海気団と小笠原気団の膠着状態で小笠原が勝つ梅雨前線、負けるのが秋雨前線、そして赤道気団が移動して列島に到達するのが台風である。 お盆の時期に秋雨前線が未曽有の豪雨を各地に降ら . . . 本文を読む

自然と共生

2021年08月15日 10時12分45秒 | 随想
日本列島に前線が停滞し連日の雨、梅雨前線の末期に似ていると報道するが、秋雨前線が正しい表現だろう。二十四節季の立秋は八月七日だから暦では秋になった。 政府はコロナ禍終息を願い国民に外出自粛を壊れたレコードの様に繰り返すが、国民には馬の耳に念仏、聞く耳を持たない。 自然は偉大である。豪雨を目に当たりにした国民は自発的に家に引き籠る。しかし河川が氾濫し、家屋が水に浸かる豪雨は自然の怒りが極限に達し . . . 本文を読む

金メダルは食料?

2021年08月12日 09時24分28秒 | 随想
名古屋市の河村市長は東京五輪のソフトボールで金メダルを獲得した名古屋市出身の後藤投手が市役所を訪れてメダルを首にかけてもらった際に突然、マスクを外して金メダルをかみ、批判が相次ぎ愛知県の大村知事が「可能であればメダルを再発行してほしい。関係者とも話し合っていきたい」と述べ、こうした状況を受けてIOCやJOC、組織委員会は、後藤投手の金メダルを新たなものに交換することになった。NHK報道の要約である . . . 本文を読む

金メダル狂騒曲

2021年08月11日 07時57分36秒 | 随想
コロナ禍の五輪ではJOC会長は35個の金メダル獲得の大法螺を訂正し、悲観的になったが、アスリートの活躍で予想外の27個の金メダルを獲得した。 日本国籍の金メダリストは何人かと言えば、種目別で2人が重複しているから25人、団体種目の野球で23人、ソフトボールで11人、フェンシングで3人、卓球で1人追加されるから都合63人の多きに達する。 無観客で大幅赤字が予想されるが、JOCは金メダル報奨金とし . . . 本文を読む

祭りの後の寂寥感

2021年08月09日 09時19分51秒 | 随想
朝刊を見て、心穏やかになった。NHKのテレビ欄から五輪・オリンピックが消えたからである。 NHKの五輪一辺倒の報道姿勢は異常と思うのは、反日的国民に分類される。 東日本大震災の復興をさて置き、ウイルスの病魔で死の恐怖に怯える国民感情を無視して五輪貴族とスポーツエリートが選手村なる清浄な村社会での運動会、平和ボケだろう。 無観客の祭りの後の後始末、膨大な赤字を国税と都民税で解消する雲行、自由で . . . 本文を読む

一難去ってまた一難

2021年08月08日 06時48分04秒 | 随想
とにかく本日で東京五輪は閉会式、色々有ったが無事終われる事は慶事だろう。 祭りの後は、コロナウイルス蔓延防止に一極集中、閉会式を迎えたいものだ。 コロナ禍で鉄道旅はご無沙汰、スイッチバック駅の踏破なる題目の実施が不可能と成っている。 木次線の出雲坂根、豊肥本線立野、肥薩山線の大畑・真幸駅到達は予定なら今までに決定だったが諸般の事情で未定。 立野駅は平成28年の熊本地震で崩壊、令和2年に復旧 . . . 本文を読む

ぼったくりの東京五輪

2021年08月05日 07時17分37秒 | 随想
1936年のベルリン五輪の棒高跳びで西田・大江の銀と銅のメダルをつなぎ合わせた「友情のメダル」の話を1944年生まれの老人は記憶している。大人達から美談として教えられたのだった。 1940年には東京五輪が開催される予定だったが、戦争で中止になった。 1980年のモスクワ五輪を日本はボイコットした。 2020年の東京五輪はコロナ禍で一年延期と成り、五輪は40年周期で呪われるなる仮説を麻生副総理 . . . 本文を読む

やまと尼寺精進日記

2021年08月04日 08時48分39秒 | 随想
武力戦争の終戦前年に名古屋で誕生、戦闘機設計者の親父は善光寺の門前町に職を見つけた。故に老人の三つ子の魂は仏教なのだろう。 西国観音霊場33カ寺を奉拝し、四国遍路で88カ寺で奉納し、各所の神社仏閣の朱印を頂戴したのだった。 コロナ禍の最中の4月に奈良斑鳩門前の叔父が亡くなった事を最近知った。時節柄家族葬だったから、便りが無かった。 8月になったら菩提を弔う為に高齢で一人暮らしの叔母を訪ね、足 . . . 本文を読む